--'--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告:  トラックバック(-)  コメント(-)
2016'11.07.Mon

オニオン弦楽合奏団第五回演奏会に行ってきた(サガフロ編)

秋ですね~。
芸術の秋、ゲ音関係のコンサートとか多すぎない??(*´・v・)


ということで、『ゲームを演奏で表現する』コンサートを企画する
Melodies of Crystalさん主催、
「オニオン弦楽合奏団第五回演奏会」へ行って参りました~!( ´ ▽ ` )ノ

20161016moc_00.png

当ブログでもちょこちょこ感想を上げておりますように、Melodies of Crystal(以下MoCもしくはもっく)さん主催の演奏会にはなるべく足を運ぶようにはしてるんですけど、オニオン弦楽合奏団さんの方の演奏会に行くのはなんと初回ぶり2度目でした。
2/5しか行ってないっつーことになりますね…

なので、たまねぎさんの演奏を聴くのは久し振り!(*´∀`)
しかも今回は、音楽のジャンルごった煮の『サガフロンティア』から、耽美な「アセルス編」に焦点を当てた特別編。
弦楽合奏にチェンバロをプラスした編成ということで、アセルス感マシマシになることが伺えます。

そんなワケで続きから…ヌルリと感想です!ヽ(・∀・)ノ
(スクロールバーを見てごらん!長いからね!-☆)
 
 
│オニオン弦楽合奏団第五回演奏会
│2016/10/16 (Sun) 14:00 start @小松川さくらホール
│演奏:オニオン弦楽合奏団

-------------------------------------------------------------

第一楽章 二人の少女、アセルスとジーナ

第二楽章 ファシナトゥールにて
~まよい/Dungeon#1

<間奏 セアトの進言>
闇の迷宮

第三楽章 妖魔と人間の恋 半妖として
~オウミ/Battle#1

<間奏 逆鱗>
闇の迷宮

第四楽章 希望を抱いて~打ち砕かれた希望
~新天地へ/Sunset Town/Resolution/Battle#4

第五楽章 追手
~Battle#2

第六楽章 束の間の休息
~碧い街

第七楽章 時の君
~時の調べ

第八楽章 金獅子姫
~Battle#3

第九楽章 指輪の君
~ムスペルニブル

第十楽章 三貴士~上級妖魔の死
~Battle#5

第十一楽章 闇の迷宮
~N・E・X・T/闇の迷宮/旋律-しらべ-

第十二楽章 白い薔薇、青い薔薇
~ALONE

第十三楽章 再びファシナトゥールへ~ジーナ救出
~針の城/勝利!

第十四楽章 魅惑の君
~オルロワージュのもとに/Last Battle -Asellus-

第十五楽章 人間として
~走馬灯のごとく…(Ending -Asellus-)


アンコール
~アセルスのテーマ/旅の幕開け


開演前に、MoC主宰・大澤さんからのご挨拶。

「原曲通りに編曲しましたが、随所にアセルスのモチーフを取り入れています」
「Battle#5だけは、原曲通りやるとメタルブラックになっちゃうので違ったアレンジにしました」
「ジーナ視点とアセルス視点で曲が交差していきますが、想像を巡らせて聴いて頂けると」
「10・11・12月と数多くゲーム音楽コンサートが行われる中、本日はお越し下さいまして誠に有難うございました」


というような、いつもの大澤節でのお話でした(*´ ꒳ `)
因みに冒頭で「私が主宰の大澤です」と仰ったとき、前方のお兄ちゃんたちがざわ…って浮き足立ったの面白かったです。キドラントじゃない!

そして開演前アナウンス、今回も小ネタが散りばめられていたようなのですが聞けませんでした…(つД`)
後々、他の方の呟きで「えっそんなこと言ってたの!?」と知りました無念…!

-------------------------------------------------------------

奏者入場。
男性陣は黒のスーツ。女性陣は上が白、下は黒のフォーマルな装い。そこに薔薇のコサージュやアクセサリーを添えて華やかに登場。

弦楽+チェンバロでの演奏ということで、舞台上も通常とは変わった配置になっていました。
センターにチェンバロ、その前方に2名のソリスト、2人の後ろを取り囲むように38名の弦楽奏者…という編成。

そういえばもっくブログやついったでも何回か触れてた気がする…けど、弦の皆さんは立奏!(チェロ以外)
けして広くない小松川さくらホールの舞台上に40人近くの奏者が立ち並び、この先2時間近く演奏し続けることになるのです。圧巻!

最後に登場したソリストの御二方。
右側に、燕尾服の河合さん(男性/Vn☆)、左側に、赤いロングドレス+赤い薔薇の髪飾りをお召しになった車谷さん(女性/Vn◆)。
その「赤」の装いがモノクロの合奏団の中でめちゃくちゃ映えて、視覚で惹き付けられると同時にアセルス編のインパクトを強く打ち出していました。いいねぇ(´ω`*)

-------------------------------------------------------------

「第一楽章 二人の少女、アセルスとジーナ」
序章とも言えるような入りで、Vn☆ソロに、チェロ、チェンバロと音が重なっていきます。
立奏で囲い込むような弦楽器のTutti、追い掛けるもう一本のVn◆。
膨らんでいって「Last Battle -Asellus-」の片鱗を見せたかと思うと、チェンバロとVn☆の二重奏による「オルロワージュのもとに」。轢かれた?轢かれたの!!?

オルロワージュのもとにチェロやVn◆が集い、全体で音を薄く広げます。チェンバロの独奏がアクセントになって物凄い悲壮感。

こんな編曲や演奏はMoCの演奏会だといつものことなんですが、最初に「原曲通りに…」って仰ってたこともあって、ちょっとフフッてなりました(*・◡・)

-------------------------------------------------------------

アセルスが目覚めたのは針の城、「第二楽章 ファシナトゥールにて」
お城の中のような高貴さを感じる変奏曲に、チェンバロの伴奏とVn☆のソロ。
オルロワージュのモチーフが、玉座からゆっくりと立ち上がるように3音下がってきて「まよい」
ソリストの2挺のヴァイオリンが、複雑な針の城を廻るかの如く、上がったり下がったりしながら旋律を奏でます。

ここ何のモチーフだったのかな~、テンポが速くなって、ヴィオラとチェロの刻みに追い立てられるようなうなぎ(上手い繋ぎ)で「Dungeon#1」へ。
原曲の重厚さはそのままに、疾走感があるので心地良いのがすんごい。
オルロワージュのモチーフ(後半)を挟んで再び「Dungeon#1」へと戻るのが、見張られているような、己の血脈を意識してしまうような構成でした。


アセルスの行く道を左右する<間奏 セアトの進言>
移調した「まよい」を経て、物憂げな空気を切り裂くような「闇の迷宮」のイントロ。
パート毎に追い掛けるストリングスの音色が原曲そのものでゾクゾクきます。
繊細なチェンバロの音色の裏で、轟くような低弦の旋律が暗雲の如く膨れ上がり、不穏な空気が会場を包みます。

-------------------------------------------------------------

暗雲立ち込めるファシナトゥールを脱出した二人、「第三楽章 妖魔と人間の恋 半妖として」
到着したのは「オウミ」。晴れやかな曲調に心休まります。
Vn☆の旋律が、優しくも真っ直ぐこちら側に届く。可憐なチェンバロも加わって、ただただあたたかく穏やかな心地。ずっと聴いてたい……
その幸福感を揺さぶるような少し不穏な中間部は、メサルティムちゃんの心なのかアセルスの心なのか。

そして「Battle#1」!!
もういきなりすごい!!すごさしかない……(語彙力)
全編メタリックな印象のBattle#1を、弦楽器でエレガンスに仕上げる合奏団!!
アセルス~Battle#1のモチーフを闘い弾くような2人のソリスト、そして低弦のヤバみ…きっとこれベースの譜面真っ黒なんだろうな…(*´-`)
全員で半音上がっていくのとか各所のキメとか、最高に痺れました。
熾烈なバトル曲を奏で切った締めのボウイングが、舞踏や剣技のように綺麗だった…


道中、二人の関係が色濃くなっていくことが、主の怒りを引き起こします。
<間奏 逆鱗>は、チェンバロとVn☆、チェロによる「オウミ」の変奏曲から始まり、再び「闇の迷宮」へ。

-------------------------------------------------------------

「第四楽章 希望を抱いて~打ち砕かれた希望」

燃料補給を終え、シップで「新天地へ」。ソリスト2人とチェロのアンサンブルが爽やかな風を運びます。
目的地はシュライク、「Sunset Town」
低弦のピッツィカートにVn☆の朗らかな旋律が加わるんだけど、河合さんすごい先程までと表情が全然違う。

安穏として心地良い「Sunset Town」の裏で、「あれ?」と首を傾げる程度の不協和音が染み出していきます。
アセルスの衝撃のように、気のせいではなく明確に、不協和音が伴奏として濃くなり「Resolution」へ。

そしてチェンバロ、追う弦楽合奏、4!4だ!!!
「Battle#4」、刺客として放たれた従騎士たちとの対峙。ここまでの流れ完璧ですごい。泣いてる。

みんな大好きBattle#4、フルオケで聴かなきゃ迫力も何もあったもんじゃないと思っていたけど、私はいつもMoCの力を信じているのです。
全力で挑む弦楽合奏の後ろに、力強いパーカッションの音を聴きました。Battle#4の気持ちになるですよ!炸裂する大澤マジック。

めっちゃ刻む弦を背に、伸びやかに音を奏でる2人のソリスト。上手の低弦隊が案の定とにかくヤバイし、どこをどう見て聴いたらいいのか分からない!
原曲通り、サビで一度音を減らしてソリストに渡したり、2ループしたら変奏モードに入ったりと盛りだくさん。

後半クールダウンして、Vn☆ソロの「涙あふれて」。(※炎の従騎士戦後に流れるイベント曲/開発2部でしか聞けないヤツ)
通常、ボタン送りしちゃって触りしか聞けなかったりしますけど、もっく版は河合さんのヴァイオリンが情感たっぷりに歌う歌う。聴き応えしかなかったです。

ふっと空気が変わります。先程までの禍々しい空気が立ち去った、明るい「Sunset Town」で第一部に幕。

 


20分の休憩の後、第二部へ。

「第五楽章 追手」
チューニング後、魅惑の君が仕向けた第2第3の刺客と闘うべく、いきなりの「Battle#2」

河合さんこんな動くの初めて見た…!ってくらい動いてて釘付けだったし、気になってた電子音の「ペケペケ⤴」は低弦等で再現されて、意外にも綺麗にハマっていました。
2ループ目の追い掛けるトランペット部分は、好戦的なVn◆。

激しかったバトル曲が優美で物憂げな曲調に変わり、チェンバロが入って室内楽のような佇まいの間奏曲に。
3のモチーフが入ってたような気がするけど気のせいかなぁ…今回はこういう「一瞬だけ『よっ!( ´ ▽ ` )ノ』てフレーズが顔出す」系も多かったので、いろいろ難しかったです。笑

-------------------------------------------------------------

「第六楽章 束の間の休息」
「碧い街」の、原曲ギターのイントロはチェンバロで。そこに主旋律のVn☆と副旋律のVn◆が爽やかに歌います。
ギターよりも軽やかなチェンバロの音色や、ベースとなる低弦のピッツィカートが優しくて、原曲よりもうららかな心地に包まれました。

強烈な「Battle#2」を経て、このホッとさせられる「碧い街」。
今後のアセルス一行の困難な旅路、我々客席パートのお脳のコンディションを推し量ると、まさに「束の間の休息」だったのではないかと、改めて感じます。

-------------------------------------------------------------

「第七楽章 時の君」
時術を操る「時の君」に会うため、時空妖魔のリージョンへ向かいます。

砂時計に砂を落とし、チェンバロが規則正しく「コチコチコチコチ」と針の音を刻んで始まる「時の調べ」
平坦に見えて立体的、神秘的だけどミステリアス。そんな物憂げな曲が、チェンバロの丁寧な「コチコチ」と弦楽合奏で会場に広がって行きます。パート割りが楽しかったなぁ。

最後は、始まりと同じようにチェンバロが、「カチカチ…カ、チ、カ、…チ」と2つの音を鍵盤で刻んで静止。無音まで計算された、とても美しいひとときでした。

-------------------------------------------------------------

「第八楽章 金獅子姫」
最強の刺客、そして最も勇敢な寵姫「金獅子姫」との対決。

河合さんがゆるく片腕を動かして指揮、チェロの旋律が流れます。
ヒステリックに甲高く鳴くVnに、全ての弦楽器の音が重なっていって「Battle#3」!!

もうバトル系は目も耳も足りんです。3の編成(分類)は4に近いと思うんだけど、熾烈さがまるで違う。
熱いストリングス、メインを争うような2人のソリスト、美味しくインパクトを与えるチェンバロ。
そして上手最後方から低音をがっつんがっつん送ってくるあそことあそこが真の最強の刺客でした。

終盤、Vnが再びキリキリと金切り音を弾き続ける底で、低音の奏でる「Last Battle -Asellus-」のフレーズ。
他にもアセルスのモチーフとか入ってたと思います。アセルス優勢での戦闘終了を音に乗せたのか、アセルス達の強い決意を表したのか。

-------------------------------------------------------------

「第九楽章 指輪の君」、ヴァジュイールの待つ「ムスペルニブル」へ。
強烈な畏怖を抱かせる序奏、それを全員でゆっくり降りてくるのが不気味さを濃くします。
金切り音が徐々に立ち込め、怪しい雲行きを予感させるのですが…

…って、この第七楽章~第九楽章あたり、こういう曲順になってるのはどういう理由があるのか教えて中の人……

-------------------------------------------------------------

「第十楽章 三貴士~上級妖魔の死」
開演前の主宰挨拶やパンフレットで、「原曲のハードロックから重厚なワルツに編曲しました」と注釈のあった、話題の「Battle#5」のターンです。

河合さんがゆるやかに指揮を執ると、低弦のピッツィカートとVlaの伴奏が始まります。そこにVn☆ソロ、追い掛けるVn◆とVnの皆さん。
ゆったりとした3拍子の中、手を取り合って踊るソリスト2人の音色。「あっ5だ」と気付くくらいの導入から、広がっていく優雅な旋律。

イトケンさんの音楽ってクサメロが多いじゃないすか。七英雄とか四魔とか3のバトル2とか聖剣全般とか。(※クサメロは褒め言葉です)
熱いHR/HMのバトル曲なのに、メロディだけ抜き出すとものすごく泣けてロマンティックなバラードにもなる。
だから、『Battle#5をワルツに編曲する』という大澤さんの試みは突拍子もないことではない、と個人的には思っていました。
ただ、以前公式がアレンジアルバムを出した際に、バトル曲をしっとりアレンジにして不評だった、という過去もある。
円舞曲「Battle#5」は、それをどう拭ってくれるのか。

そこには原曲のようにギャンギャンしたけたたましさやヘドバンするようなロックな空気ではなく、とても麗しく高潔な世界が繰り広げられていました。

大胆な3拍子でくるくると奏でられる情景は、ワルツのようであり走馬灯のようでもあり。
パンフレットには「どのように解釈されるかは皆様方次第ですが」と大澤さんのコメントがありましたが、私の中にまず降りてきたのは走馬灯でした。他の方はどんなんだったんだろうな~。

ファシナトゥールで出会った頃の少女アセルスから三貴士へ、三貴士それぞれの思惑・視点から今の半妖アセルスへ。
『音楽でゲームを表現する』ってこういうことなんだなと、私はまたもっくに強く突き付けられました。

後半、チェンバロが輪に加わってステップが少し速くなります。ステージが一つになって、情熱的に訴えかける弦と鍵盤。
世界の数ある著名なワルツのように、重厚で、悲哀を湛えながらも軽やかに一歩を踏み出す、アセルス編の「Battle#5」でした。

(※どうでもいいことですが語弊がないように申し上げておきますと、私はこれでもかとHR/HMアレンジされた#5で首を捥ぐのも大好物です)

-------------------------------------------------------------

「第十一楽章 闇の迷宮」
1曲目は、念入りにチューニングしてからの「N・E・X・T」

そしてついに御出座しになったあの方、正調「闇の迷宮」
先程までの優雅な雰囲気からは一転、「戻ってきた」感があります。
ところで最初の「ドン!」はチェンバロだったかと思うんだけど、チェンバロのどこ叩くと打楽器になるの!?いいの!!?笑(※両手パーにして鍵盤を叩いてらしたそうです。鍵盤!!??)
奏者全員が片脚を踏み鳴らして2回目の「ダン!!」、これでもう一段階上へ。

弦が丁寧に音を紡いで始まる「旋律-しらべ-」
ここでのソリストが車谷さん(女性)というのがもうたまらん感。加えて、細やかに一音ずつ置かれるチェンバロの伴奏が、悲しいのにひどく美しい。

2ループ目のメロディを繋ぐVcソロ、真っ直ぐなVn☆の音色が重なります。
アセルスにとってこんなに悲痛なイベントなのに、演奏は残酷なほど圧倒的でした。

-------------------------------------------------------------

「第十二楽章 白い薔薇、青い薔薇」

生命科学研究所で流れる、サガフロ屈指の名曲「ALONE」
シナリオ上では、奇怪なダンジョン・道場…のような扱いの生科だけど、アセルス編においては重要な没イベントが用意されていた施設なんですね。
その没イベントの内容から推測するに、むしろ『アセルス編のための施設』であるとも言えた場所。

パンフレットにも、『今コンサートの構成は基本的にストーリーに沿ってるけど、アセルス編の世界観を広げるためにこういうイベントも入れたよ』(※ダイジェスト)と記載がありました。

…こんな知った感じのこと言ってますけど、私もこの感想を書くまでは没イベントの内容は知りませんでした。
演奏会の時点では『「ALONE」聴けてわーい』の人だったことを申し上げておきます。

冒頭、チェンバロとVn☆ソロによる二重奏の「ALONE」。
少しずつ弦が加わっていきますが、低弦以外はピッツィカートで音を刻みますなるほどこうきたか。原曲のように張り詰めた荘厳な印象ではなく、どこか脆いというか儚いというか繊細というか…
2ループ目のメロディを奏でるのはチェロ。ヴァイオリンとは異なる温度で歌うのに合わせてTutti、血が廻るような「合奏」へと色を変えていきます。
これ没イベントの内容知って聴いてたら相当怖かっただろうなぁ。MoCのことが。


ラスト、Vn☆がイントロにもある「♪レードーレー」を高音で数回繰り返して消えていくんですが、1回だけ「♪レード#-レー」と半音違って聴こえたのは気のせい?(*´・v・)
気のせいじゃなかったとしたらどうしてだろう。

※追記、気のせいではなく「♪レード#-レー」だそうで、「そういう境界にいた」的な表現なんだそうです。ひえー(ぼかしてみた)


-------------------------------------------------------------

「第十三楽章 再びファシナトゥールへ~ジーナ救出」

白薔薇姫を失い、「私は人間、私は人間」と己を奮い立たせながら舞い戻った「針の城」
深い低弦のイントロにチェンバロが加わって、原曲のような悲愴感を更に匂い立たせます。
一歩一歩踏みしめるような演奏は、ものすごくドラマティックでした。生演奏だと感情が乗って聴き入っちゃいますね。

変奏、テンポが速くなって刻む弦。全員合奏で攻める気迫は、ジーナを救うための一連の流れを追うようでした。

そのままのテンションで、明るく爽快感のある「勝利!」がすっと組み込まれて、無事ジーナの救出成功!

-------------------------------------------------------------

再び相見えた、「第十四楽章 魅惑の君」

女性ソリストが右腕を翻し、Vn/Vla/チェンバロの奏でるイントロは「オルロワージュのもとに」
そしてオルガンの主旋律を歌うVn☆なわけですが、これがもうとにかく凄すぎて形容出来ない。
ここまで散々色んな曲に見え隠れしていたオルロワージュのモチーフが、満を持して降臨というだけでも「持ってきた」感ヤバイのに、ここで河合さん渾身のソロはガチでヤバイ(語彙力)

「オルロワージュのもとに」、終盤こそ壮大な雰囲気になりますが、そこまでは美しさも切なさも物哀しさもみっちり詰まってる曲ですよね。
で、ファシナトゥールに戻ってきて流れる曲だから、「オルロワージュのもとに」=「アセルス帰ってきた」というような意味のタイトルなんだと思うんですけど、アセルス個だけではなくて、オルロワージュその人にも想いを馳せられるような演奏でした。オルロワ様側からも、というのかな。
お互いの矢印を感じる名演奏。どんな気持ちでアセルスを待っていたんでしょう。

低弦隊によってリズムが変化して、スピード感あるアレンジで進んで行きます。
ドラマチックな展開が「あ~…あそこに繋がる…!」と予感させるの高まる!

ついに対峙した蒼と紫、「Last Battle -Asellus-」
あー!あーー!言葉にならない!!

Vn☆の主旋律とVn◆の対旋律、その戦いを力強く支える弦楽合奏、アタマからぶっ放してるベース。
2ループ目、ソリスト2人が剣を交えメロディを奏でれば、更に響きが豪奢に。
何ループ目だろうが上手(低弦)は音も画力も強い。(強くするためにLPが削られていくのが視認できるほど)
ダイナミックすぎて最早残像ではなくアニメーション。つまり質量を持ったなんちゃら

変奏。激烈さ・疾走感・演奏の複雑さ、どれを取ってもまさに第三段階。
オルロワージュと死闘を繰り広げるさなか、フラッシュバックするように色んなフレーズが絡んでは流れていきます。
激甚なバトル曲にさまざまなモチーフを組み込む編曲は大澤さんの得意とするところで聴く側もめっちゃ楽しみにしてるヤツですが、今回もまた、耳も目も足りませんでした。
一体どこで修行したらこのために私の五感は進化するのか……(`ФωФ')

-------------------------------------------------------------

「第十五楽章 人間として」

熱演から一呼吸おいて、会場を優しく包むチェンバロの音色。エンディングは「走馬灯のごとく…(Ending -Asellus-)」
原曲通り、甘い鍵盤から弦楽合奏へと紡がれていく穏やかな空間に、身も心も溶けていくようでした。

ここまで、おこがましくも2人のソリストの音色の違いというか、受ける印象の違いを考えながら聴いていたのです。
お一人お一人の演奏を聴く機会はあっても、おふたり揃ってメインとして聴ける機会は滅多にないので。

女性ソリストさんは、美しいパフォーマンスも相俟って、聴く側の心をグワッと持って行く演奏なんです。鷲掴みにするというか、その情感で掴んで引き寄せる。
一方男性ソリストさんは、基本派手な動きなどがない分、ストレートに音が飛んでくる。それがドスドスッと短剣のように心に突き刺さってくる感覚がありました。

これがイトケンメロディに乗ってくるんですよ、逃げられないじゃないすか。
おふたりの音だけじゃない、ここまで、この日まで一緒に旅してきたたまねぎさんやMoC全員の音が穏やかな顔して迫ってくるんだからもう……

後半、チェンバロとCbのベースによるアンサンブル。低音で「Sunset Town」のフレーズが少し入って、キラキラした曲調がほっこりした雰囲気に変わります。
Vn☆+Vla、チェンバロの伴奏が加わり、アセルスの物語はゆっくりと終幕。

この章の副題が「人間として」なので、EDは人間エンドだったんですよね。
無事にシュライクに帰って、普通の女性としての人生を全うして…そんなことを想いながら『いつまでも幸せに暮らしましたとさ』と、洋書の表紙が静かに閉じていくような、美しく心安らかな終章でした。

-------------------------------------------------------------

「アンコール」ヽ(・∀・)ノ!

1曲目は「アセルスのテーマ」
再び耽美な世界へといざなうイントロ。チェンバロとVnの皆さんの絡みがキレイな前半部。
そこにVn☆のウェットな音色がアセルスの生を彩ります。
ここまでアセルスの闘いや旅路を見守ってきたからこそ味わえる、彼女の『人間』としての機微。

サントラで未使用曲として、直近ではサガオケ!で聴いていた時とは異なる、確かな感触がありました。


最後の一音が消えて震えていたところにチェンバロの独奏、「旅の幕開け」
繊細で、ひそやかに華美で、隅々までしっとりと響いていくバロックの音色。
システムデータであり真のエンド、「幕開け」なのに幕開けじゃない。「終わり」を意識させる余韻が最高にCOOOOLでした。

チェンバロ、ここぞ!という時やソロの時には華々しく聞こえていたけれど、やはり時々弦の圧に飲まれてしまうことがあったので、最後の最後でチェンバロの音を聴かせて、「アセルス編・終幕」と刻み付けてくれたのがすんごい沁みました。

必要以上に情感を乗せ(られ)ないチェンバロという楽器だからこそ、シンプルにクローズしてそれ以外を聴く側に信頼して委ねる。
これがピアノだったらまた印象が違ったと思います。ありがとうチェンバロ。

-------------------------------------------------------------

終幕。休憩を挟んで2時間強の演奏会でした。

今回女性ソリストさんが、鮮やかな赤のドレスの他に、登場人物をイメージした赤系の薔薇の髪飾りやアクセサリーを着けてきてくださったこと、燕尾服の男性ソリストさんとのソリスト2名制だったことで、いろいろと妄想が捗りました。

アセルスと白薔薇姫、イルドゥン、ジーナ、オルロワージュ様…
舞台上には奏者さんの姿を借りた色んな登場人物がいて、聴く側それぞれの配役があったんだろうなーと思います。
目立つソリストおふたりやチェンバロさんだけでなく、1stVn/2ndVn/Vla/Vc/Cb 各パートさんも含めて、演奏以外の物語を彩ってらっしゃいました。

これを書いてるうちに、自分の中でもどの組み合わせが最&高なのか分かんなくなってきたので保留にしますが、演奏以外でもそういうオプションでも楽しませてくれる編曲や構成力はすごいなと、改めて感じたのでした。この件については後述するです(*・◡・)

-------------------------------------------------------------

161016moc_01.jpg
(自分の中で恒例の)小松川さくらホール裏口入学。
もっと裏口入学してるはずなのに、このブログでは2回しか裏口の写真上げてないな…と思ったら、写真だけ撮ってブログを上げてないだけだったと気付き血を吐いております(*´ཫ`*)
(多分あと2枚くらい上げてない裏口写真があるねー…)

161016moc_02.jpg


161016moc_03.jpg
A4/4Pのパンフレット。表4は主催挨拶と奏者紹介。
今回もアセルス編の世界観を素敵に表現してくださったデザイン。檻というか枠が好き。

161016moc_04.jpg
開いて各楽章紹介と曲順。
開いた瞬間に「わー!(*´∇`*)」ってニコニコしてたお嬢さんがいらっしゃったの可愛かったです。

161016moc_05.jpg
↑↑↑

というワケで、次回のMoC関連の演奏会はシュデンゲンさん3本立て!!!

「シュデンゲン サロンコンサート」
2016年12月23日(金・祝)  開演 15時/18時半
会場:アトリエムジカ(代々木)
チケット:全席自由 2,500円/枚


シュデンゲンアンサンブルさんにて、出演する奏者自らが編曲を担当した
ファイナルファンタジーVI/ファイナルファンタジーVII(モグ・はうすメドレー)
/パラサイト・イヴ/FFCC RoF/俺の屍を越えてゆけ/勇者ヤマダくん

などを演奏!昼夜2回公演だからアナタのご都合に合わせてどうぞ!
私はもうチケット押さえたぜ!(*ゝω・)☆

-------------------------------------------------------------

そして来年2017年は、
「シュデンゲンアンサンブル 第五回演奏会」
2017年5月13日(土)  開演時間未定
会場:江戸川区総合文化センター 小ホール

「シュデンゲン室内管弦楽団 第五回演奏会」
2017年5月27日(土)  開演時間未定
会場:江戸川区総合文化センター 小ホール


などが予定されているそうです!
アンサンブルと室内管弦楽団の何が違うのかちょっとドキドキだけど、こりゃ~~他団体さんの演奏会も含めて来年も5・6月は死にそうですぞい!!!(豪胆)

詳しくはMoCさんのブログにて!ヽ(・∀・)ノ
http://melodiesofcrystal.blog.fc2.com/

シュデンゲンの皆さんももっくスタッフの皆さんも、攻めてくれるのは嬉しいんですけどお身体にはとてもとても気を付けて…(*-人-)
あともういろいろ演奏会の種類が分からなくなってきたので、是非うぃきぺでぃあ的なのを作ってください。笑

 

一応宣伝的なことも済ませましたので()、あとは長々と綴ります!ヽ(*´∇`*)ノ<ご覚悟

とにかく、
・イトケンさんのメロディの素晴らしさ
・大澤さんの凄さ(曖昧)
・たまねぎさんの熱さ


を改めてビシビシ感じた演奏会でした。もちろん、『サガフロンティア・アセルス編』のシナリオとしての異彩や魅力も再確認出来る、この上ないリージョンでもありました。

ここからは私の完・全・主観になるんですけど、今回、すっごく楽しかったんですよね~。
いやいっつも楽しいですけど、妙にほこほこしてたっていうか…
奏者さん側でも「楽しかった!」って仰ってる方が何人かいらして、あぁやっぱり楽しまれてたのか~みたいに嬉しさを感じたんですけど、なんだろう?と考えていまして。

プロ・セミプロで構成されたシュデンゲンさんの演奏会は、いつも「素晴らしい!圧倒された!!」という感覚なんです。打ちのめされて脳が追い付かなくて、その後感想なんて呟けないなんてことはよくある。

でも今回のオニオン弦楽合奏団さんの演奏会はすごく楽しくて、演奏会終わっても数日はニコニコが残ってたんです。あんなにダークファンタジーな「アセルス編の」演奏会だったのに。

オニオン弦楽合奏団さんは、多数のアマチュア奏者+各パートにプロ奏者が在籍・指導しながら、特定タイトルの演奏会を目指す、というような構成です。
少数精鋭のシュデンゲンとは違って大所帯の編成になるため、音に迫力や厚みを持たせられるのがメリットの一つではないかと思います。
しかし人が多い分、音が濁って聞こえたり、「ん?」と、引っ掛かりを感じるような箇所もあったりしたのが正直なところです。

だけどもし、音が濁っていなかったり、引っ掛かりを感じたりしなかったら?
金管やパーカッションがないから地味なんじゃ~と思われるかもしれませんが、「ノってきた」時の弦楽合奏の力は、想像以上に強大です。
バトル曲なら激しく威圧し、バラード曲なら魂を揺さぶるエネルギーが倍になる。

そして今回は、前方にプロのソリストが2人いて、各パートに信頼できるプロ奏者が潜んでいました。
おふたりの背中や周囲の音に引っ張られて、心奮い立つ場面も多かったのではないかと勝手に想察します。
経験や技術の差を埋めるのは大変なことでしょうけど、練習も本番も互いを想いながら作り上げる音楽・演奏会が楽しくないわけがない。2時間立奏なのも含めて、すんごく大変でしょうけど。

アマチュア団体の演奏は、そのゆらぎを楽しめるのも醍醐味の一つだな~と改めて思いました。(かなり好き好きあるけど)
ブレない演奏する団体さんもあるし逆もありますけど、たまねぎさんはてっぺんがすごく高いですよな。


「アセルス編」の楽曲に、弦楽合奏+チェンバロという編成がとてつもなくハマっていたこと。
(これ妥協して+ピアノだったら何割かアッフンだったと思います)
カラーの異なる2人をソリストに据えたことで、贅沢な聴き比べを体感出来たこと。

演奏面での『楽しい』を挙げるとしたらこんな感じでしょうか。
でもまぁやっぱり、もっくの『楽しい』の究極はこっちでしょうな。

大澤さんの二次創作が素晴らしかった、ここに尽きます。
構成/編曲/編成、ということになるんですけど、もうこれはそのゲームをプレイして(重要)聴いた人じゃないと分かんないから聴きに来て!ってのは言い続けていきます。

例えば今演奏会は、「一般的なアセルスルート」ではなく、「大澤さんがプレイしたアセルスルート」に基づいて編曲されています。
パンフレットにも釈明があるけど、そのために『零姫』が加わらない・存在しない音楽として仕上がっているわけです。

もし大澤さんが初回からドゥヴァンに寄って零姫を仲間にしていたら…
ドゥヴァンの曲が流れてあわよくば麒麟の曲も流れていて、あそこやあそこに零姫っぽいモチーフが入ったりして、トータル演奏会の所感が変わっていたかもしれません。

普通のアセルス編の演奏であれば、零姫~金獅子姫~白薔薇姫、ってところに焦点を当てるはずなので、…と思ったけど、そこまで掘り下げる演奏会もなかなか無いか( ・ω・)

つまり、そういう点においてものすごく正直な編曲(=ご自身が体験したことだけを音楽にする、見聞でごまかさない)である故に、聴いていてワクワクするのが『楽しい』に繋がるんだろうな、と思うのです。
アセルスがどういう運命を辿るのかは知ってるけど、「どうしてここにこのフレーズが」「なんでこの曲混じったの」と、楽団側からのアプローチや意図を考えながら演奏を聴く。無意識に、自分が体験したアセルス編や思い出と重ねながら耳を傾ける。

「自分が考えてるのとは違うな」という肌ざわりも含めて、演奏の巧拙以外にこんなにも深く心を傾けられる演奏ってそうそうないです。

特に万人受けを意識するわけでもなく、やりたいことと伝えたいことを、美しく、情熱を込めて、音符と奏者に託す。
楽しく作られたものを、チームが純然に楽しむ姿を見て楽しくないわけがない。(生みの苦しみはあるでしょうが)
毎度のことだけれど、今回の私の『楽しい』の根っこはそこだったのかな、と思いました。

「アセルス編No零姫ルート」として世に出たのは、ある意味サガフロぽい感じがして笑んじゃいますが、もし再演があるのならば、零姫も含めたアセルス編を拝聴したいです。
……好きなんですよ零姫ちゃん……(涙と本音)

-------------------------------------------------------------

(私は信者なので多少アレですけど)無論賛辞ばかりではなく、「こういうんじゃなかったな~」と、違和感や物足りなさを感じる方もいるかと思います。
まぁそれはもっくの演奏会に限ったことではないと思うので、取り敢えずおいときます(*・◡・)


演奏会冒頭の主宰挨拶でも仰ってましたが、この日もいくつかのゲーム音楽コンサートが被っていました。
盛んになっていけば今後もそういう事態は増えるでしょうし、演奏会に乗る側聴く側、参加する自身がチョイスしていかなきゃならんのだろうな~と思います。

過去の記事でも申し上げたことがありますが、そういった折りに、全身全霊で演奏会を運営・制作・開催して、期待以上のお土産をた~~んとくださる、奏者・スタッフの皆さんには本ッ当感謝するばかりです。
今回も、楽しい上にしばらく引き摺れそうな、素晴らしい演奏会を有難うございました!ヾ(*`・∀・´*)ノ

長々と失礼しました!!ここまでお読みくださった方、有難うございました!
久し振りにもっくの感想書いたと思ったらこれだよ!これだからよ!!

-------------------------------------------------------------

・因みに、大澤さん左手に包帯を巻いてらっしゃったんだけど、終始鬼気迫る演奏で「あ~大澤さんの血は青いのかな青いのかもしれない」とちょっと思いました(すみません)。
・今回の、「小松川さくらホール中央のアレ」は針の城に見えました。アレ本当万能すぎて笑う。



blogramで人気ブログを分析 にほんブログ村 ゲームブログ ゲーム音楽へ やってます(*´∀`)ノ+.゚
 
関連記事
ゲ音(アマ)/2015~トラックバック(0)  コメント(0)
Next |  Back

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。