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2016'09.23.Fri

Bobjack theater番外公演「オン/オフ」を観てきた

ちょっと久々にお芝居観たの感想( ´ ▽ ` )ノ

演劇集団Bobjack theater(ボブジャックシアター/以下BJT)さんの
番外公演、『オン/オフ』を初日に観に行ってきました。

160919bjt_01.jpg


もともとBJTさんは、相方ちゃんがものすごく好きで、「あ~好きなんだなー」と思っていたんですが、
公演初日の9/19はヒマしてて、「空いてるなら一緒に観に行こうよ」って言われて、
しかし既に初日のチケットは完売しており_(:3 」∠)_
それなら当日券を狙って行くしかない…と大雨降る中、遠き十条へ出掛けて行ったのでした。

奇跡的にキャンセルの当日券が出て、有難くも観劇できることになりまして!ヽ(*´∇`*)ノ

演奏会の感想は良く残してるけど、今年は出来れば観劇の感想も残そうかな~と思っていたのです。
そこに今回の『オン/オフ』の感想…140文字の細切れで綴れる内容じゃないな~ってことで、長くなるの承知で残してみることにしました。


ということで、以下感想でございます。
これから観劇される方におきましては、ネタバレしかありませんので宜しくどうぞ( ´ ▽ ` )ノ
 
 
Bobjack theater 番外公演 オン/オフ
│2016/9/19(mon)~9/25(sun) 全9公演+劇団イベント1回
│@十条 スタジオトルク/全席自由席
│脚本:守山カオリ 演出:扇田賢 (※敬称略)

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BJTさんについて、相方ちゃんから話を聞いたり、ついったで感想盗み見したりはしてたことはあります。
でも、私自身がBJTさんのお芝居を観るのはまったく初めてのことでした。
(ラズボのDVDを見せられたことはあるけど)
事前に与えられていた情報は以下の通り。

・今公演は番外公演で初めてのオムニバス形式らしい
・毎公演日替わりゲストが出演して、今日(9/19)のゲストは小島ことりさんらしい


これだけ。ひどい。笑

余談ですが、7月のアタマに朝劇下北沢っていうのを観に行きまして、この時の出演者にBJT所属の丸山さんと、日替わりゲストで小島ことりさんがいらっしゃってました。
今考えればあれも相方ちゃんがBJTが好きだから誘ってくれたんでしょうけど。

「あ、でも丸山さんは今回は出ないから」
えーーーそうなーーーーん(※ただし楽日の日替わりゲスト)

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下町風情のある十条の街並みの中に、会場のスタジオトルクがあります。
昔ながらの喫茶店や商店街に挟まれた、2階に伸びる階段。

そこを上がった2階フロアは、大ざっぱにお芝居する場所と客席とに分けられていました。
お芝居スペースを抜けて奥にお手洗いがあって、その途中に調理も出来る風なキッチンカウンターが備え付けてあるのね。
だから(カフェをお芝居用にわざわざ潰してるのかな~)と思ったら、普通にレンタルスタジオ(小劇場)なんですね。ビックリした。

こういう小さな箱でのお芝居って、役者さんがスタッフを兼ねてることが多々あって。
さっきまで席案内や諸注意してくれてた方が、お芝居の中で普通に重要な役どころとして現れたりすることもあるわけです。
その距離感によって、演る人と観る人、現実と虚構の空気や境界線とがふわふわになる感覚がとても好きなのです。

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開演前の諸注意をしてくれたスタッフさんが、入り口付近にあるフロア唯一の照明スイッチで客側の照明を落として、『オン/オフ』開演。

入れ替わりに奥から現れた男性が、その照明スイッチにどこか覚束ない手付きで触れて、演者側スペースの灯りを点す。

これが、小さな喫茶店「ともしび」のマスター代理を任された、今回のお話の軸となる岡島さん、通称「代理さん」。
前半3つのショートストーリーは、彼視点によって描かれていきます。

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本編に入る前に、全出演者が登場し喫茶店でそれぞれおしゃべりし合う雑然としたシーン、
そして「来ない誰かをずっと待っている女性」のエピソードが枕になります。

代理さんが喫茶店に来る様々な人たちの世間話をメモって、物語にしていること。
先程の照明スイッチを用いた演出で、心もようの「オン/オフ」を表現し印象付けるのも、公演タイトルとの結び付きが分かりやすくてスマートです(*´∀`)

そして始まる【3+1】のショートストーリー。
「ケースA:レンタル」「ケースB:星の王子さま」「ケースC:動物園」
そして「ケースD:約束」の4本立て。

この副題に気が付いたのは今なんですけど(…)
ひとつひとつ中身について書こうと思ったけど、長くなるのでぐっとまとめますね。

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身近な社会問題や悩み、個人的な思い出話、親子関係のことなど、人一人が抱える様々なお話が、笑いや切なさの中に散りばめられていました。
3つのお話が最後の一幕で全部繋がって、これまでの登場人物も全員集合でどうにかなっていくんだろうな~、というところまでは当たっていたんだけど、これが見事なミスリード。
最後の最後でクイッと捻って終幕へ持って行くという、非常に綺麗なやり口でした。笑

オムニバスで分割して軽快にまとめた、ということもあるんだろうけど、1時間50分が全然長く感じない。
10人の登場人物が抱える物語それぞれに焦点を当てつつ、ラストに向けて交錯させているのにくどくない。
コメディとシリアスの配合が絶妙で、且つナチュラル。爆笑というより優しい波のように訪れるのも心地良い。
カラフルなんだけど、台詞が浮ついてないというか生きているというか(この説明すごく難しい)。
役者さん一人ひとりのオーラの色が個性的で、でも派手すぎないから「劇団」で「客演力」なんだなぁと感じました。

そう…スープカレー…サラッとしてるけどスパイシー。
コクや辛さや、好みの箇所を追い求めてしまうようなスープカレーのようなお芝居でした。
(上手いこと言ったと思ってます╭( ・ㅂ・)ﻭ)


最終的にはハッピーエンドの部類に入るんでしょうけど、皆がストレートにハッピーになってイェイイェーイ!!な終わりでもありません。
観る側に「ハッピーへと導く要素」だけ与えてぶん投げる、好きなタイプのお話でした。

今回の『オン/オフ』に関して言えば、最後はハッピーっぽく締まるけど、登場人物それぞれが抱える問題は宙ぶらりんのままだったりするワケです。

【この先いいカンジにネタバレ】
いじめられてるアカリちゃんは、解決方法が見つからずに明日もいじめられるのかもしれない。
そもそもマアヤちゃんの記憶は戻ってないかもしれないし、あの子が自分で命を絶ったのではないとしたら他の原因を探す必要だってある。
アキオさんと、20年振りに再開した息子くんと代理さんと、3人が打ち解けたとしても、「ともしび」が無くならないとは言ってない。
大体、作中ではアキオさんと代理さんの関係が「そう」だとは一言も明言されていない。

どこまでがハルヤさんの仕業なのか分からない。

余白がある作品は好きです。
設定を作り込んでないんじゃなくて、こちら側への「考える余地」なの。
劇自体の衝撃や感動じゃなくて、妄想じゃなく「想像」として『余白』を持ち帰ることの出来る作品というのも、そうはない気がしておりまして。

オンオフ感想で「考えさせられた」っていうのを良く拝見したのは、そういうことなんじゃないかな~っと思います。

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ここからは余談なんですけど、高校時代に演劇部でして、主に演出っぽいことをしたりしていました。
脚本も書いたりしました。大会や自主公演に向けてみんなで脚本書いて、コンペみたいのもやったりしました。

大会が終わった頃、誰だったかに「もっと日常的なことをテーマにしたお話を書いたらいいのに」って言われたのを未だに思い出します。

当時は厨二上がりで、創作と言えばSFとかファンタジーとか、突拍子もない設定のキャラクターとか、大風呂敷な題材で脚本を書く人が多かったように思います。
他の学校もそうでした。数えるほどだった日常系も、青春や恋愛に絡めたお話しかなかったような。

もちろん上手く大風呂敷を畳んでる学校もあったけど、基本意味は分かんないから、その時の衝撃だけで心に残るというのとはまた違ったんですよね。

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…というのを、『オン/オフ』観ながら改めて思い返していました。
「日常がテーマ」というのは、身の回りで起こり得ることが題材ってことですよね。

異次元に飛ばされるとか、突然不思議な力を手にするっていうのは選ばれし者にしか経験出来ないですけど、
いじめられたりとか、身近な人が亡くなったりとか、人生に疲れたりっていうのは、普通に生活していればまあまあ遭遇することです。
自分でなくても、友人知人や近しい人が経験するかもしれません。
自分の環境では想像も付かない、ハードモードの「日常」もあるんだろうなぁ。

だから、物語が進むにつれ「自分だったらどうするだろう」とか考えてしまうし、もし登場人物の悩みが自分の悩みだったら、すごく感情移入して考えてしまうと思うんです。
自分は解決出来たけどこの人はどうなるんだろうとか。つらいけど、その逆もあるでしょう。

それが、ナチュラルなお芝居や安定した劇団力、綺麗なやり口などで包み込んでブッ込まれて来るので、考えざるを得ないんです。笑
切なそうに、心苦しそうに、笑いながら、ごまかしながら気持ちを吐露するみんなに泣かされるし、心を締め付けられます。

それがもうひとつの「考えさせられた」なんだと思っています。
私だけかなー。いやー、自然に「自分だったら」と視点を切り替えて観てしまう場面はいっぱいあったと思うんですよね。
それが『日常』をテーマにした物語の、特別なアビリティだと思うんです。

でも、ただダラダラと日常を綴っただけのお芝居ではこういう「お持ち帰り」は出来ない。
日常のどこを捌いてどう味付けするのかって、好き嫌いあるしセンスも要る。

独創的だけど丁寧な技術と演技力と、演劇を楽しむ・楽しませる熱意と、やさしいお客さんとで作り上げる世界観というか、日常の非日常の風景がBJTさんの魅力なのかなーと、ここ数日掛けて考えていたのでした。

って、この「オン/オフ」しか観てない口で言うのもアレなんですけど。
この持ち帰った、温かいような温いような充足感が、「次のお芝居も観たいなぁ」に繋がっていくんでしょうな。

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いろいろ考えないver.の感想としては、
『普通に面白かったし楽しかった、役者さんたちも生き生きしてまた観たいと思った』
ですかね(*・◡・)

日替わりゲストの小島さん以外、皆さんのことを失礼ながら存じ上げなくて…本当にこの日がAll初見だったんですが、もう1時間50分で全員覚えました。
この方の他の演技も観てみたい!って方ばかりでした。
逆にどなたも存じ上げないから、お芝居が素直に染み入ったというのもあるのかもしれません。
その劇団や役者さんの「初めて」は1度きりだから、その初めてが『オン/オフ』で良かったなぁ。

全9公演、日替わりゲストさんも7名で7日間違う方が出演されるけど、それもどう本編に絡めてくるんだろうって観たかったもんなー。
というか普通にあと何回か観たかったです。もう田舎に戻って来ちゃってるんで無理なんですけど(´・ω・)

福島県民なんで、福島銘菓や名所が出てきたときは普通に嬉しかったです。
一番最後、トモキさんがアキオさんの名前を呼んでブラックアウトした瞬間は、その闇に乗じてメッチャ泣きました。
泣きましたというか、『オフ』になった瞬間に涙がバー出てきました。
そこまで色んな登場人物に重ねてきた想いと、トモキさんの気持ちが溢れた感じ。

あぁでも、あの暗くなった一刻というのは、実際『オン』なんだろうか『オフ』なんだろうか。

あと、これもさっき気が付いたけど、登場人物の名前は全部ひかりの名前なんですね。
硝子さんだけちょっと変則的な気もするけど、これは私が浅学だからそこに結び付けられないだけかもしれぬ…

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というワケで、色んなことを考えさせられたお芝居、密度の濃い時間でした。
思考がまとまらず、はぁぁ~ってしてる最中にこんな撮影会が始まるんだからもう分からない。

160919bjt_02.jpg
でぶいろクローバーZの黄色の方です。

160919bjt_03.jpg
はだいろ部分全部キレイ。

160919bjt_04.jpg
ラストは演出の扇田さんが「背中締まってないんすよ」って見せてくれました。

ことりさんめちゃんこかわいい。手乗りサイズだったら飼いたい。
毎日お肉とマカロンとか与えたい。

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『オン/オフ』は9/25(日)までの公演ですが、ここまでお読みくださった方は既に観劇された方か、今公演のことは置いといて取り敢えず目を通してみたという奇特な方かなと思います。(有難うございます…)

次回公演は2016年12/7(水)~18日(日)、池袋シアターKASSAIにて行われるそうですので、ご興味のある方は是非そちらへ!
私も普通に行きたいし行くと思います。あぁまた一つ気になる劇団さんが増えてしまった……


お芝居の感想というか所感って、こんなに長々と綴るもんでもないと思うんですが、
本当に、ついったで流れていくよりはきちんと褒めて褒めて残したかったので。
おもしろいけど切ない、うずうずするけど幸せなお芝居でした。

楽しかったです!有難うございました!ヽ(・∀・)ノ



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