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2015'12.18.Fri

『幽悲伝』を観に行きたい人生だった

このブログではそんなに触れないですが、舞台を良く観に行きます。
今年は、生活環境が変わったのもあってあんまり数行けなかったんですが、
それでもなんとか10本弱は観たんじゃないかな…。

うちの同居人は私の3倍観るので、その感想を聞いていると更に行った気にちょっとなれます。
そうして我が家にはアニメより何より大量の舞台DVDが… …

高校演劇やってたし、「観劇をする」ということはごく普通の娯楽だったんですが、
それが加速したのがここ5・6年。
例に漏れず『若手俳優』『2.5次元』ブームからでした。(テニミュにハマるのはもっと後)

そのあたりの話はまたいつかするかもしれないとして、その流れで今秋は観劇のために二度上京しました。

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151216yuuhi01.jpg
(相方様からパンフレットをお借りしました…(*´∀人))

パンフレット左は、Dステ17th『夕陽伝』(10/22~11/1東京・11/21~22大阪)。
(※Dステ‥俳優集団D-BOYSによる演劇ユニット公演。
いろんな演出・脚本家さんを招き、公演ごとにDボ内メンバーを変えたり客演を呼んだりして公演を行う)

◆Dステ17th『夕陽伝』 http://yuhiden.dstage.jp/

日本神話(古事記)をベースにして現代とも通ずる感覚を描いた、
脚本:末満健一氏、演出:岡村俊一氏による作品です。
末満さんも岡村さんも全くカラーの違う劇作家(演出家)さん。
手掛けた作品全部観れているわけではないけど、両氏共すごく好きなので、お二人の名前が並んだDステという時点で行かざるを得ないってヤツでした。


右のパンフレットは『TRUMP』(11/19~29東京・12/4~6大阪)。
『TRUMP』は2009年初演。先述の末満氏が主宰する関西の劇団「ピースピット」により繰り返し上演されたのが始まりです。
2013年のDステ12thでは、当時D-BOYSの弟分的グループだった"D2"が初のメンバー総出演となり、連日の満員御礼で話題となりました。

◆TRUMP(2015/NAPPOS UNITED) http://napposunited.com/trump/

その後、ハロプロちゃん達(娘。ちゃんや当時スマイレージちゃん)が後日譚を演じた『LILIUM』(2014)、
関西版D-BOYSとも言える、劇団Patchによる前日譚『SPECTER』(2015)と、シリーズ作品として上演され、繭期から抜け出せない人々によって話題となりました。

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うーんどっから書いたらいいのか分かんないですけど、私の『TRUMP』は2013年のDステ版から。
当時ピースピット版「TRUMP」のUST等も流れてたので、ちょいちょい観てました。

で、それだけ繰り返し上演されて続編も作られている『TRUMP』がどんなお話かと言うと、「若き吸血種<ヴァンプ>達の、生と死をテーマにした愛の物語」
厨二ゴシックなファンタジーをベースに、少しのコミカルとミステリーが詰まっています。

もう一つ、『TRUMP』の大きな特徴として「TRUTH」と「REVERSE」システムというのがあります。
物語のなかで相対する二つのキャラクターを、二人の役者が日によって交互に演じていくキャスティングシステム。「一人二役」の更に上、進化形です。
これが観る人を深みに引きずり込んでいく、とんでもないヤツなのです。

登場するキャラクターは、概ね二つで一組の対立した関係になっています。
これを、今日はAという役を○○君が、Bという役を××君が。
明日はAという役を××君が、Bという役を○○君が、と交換しながら演じていくわけですが、当然憶えるセリフ量は半端ないことになるし、それぞれ相対する役によって演技プランも変わってくるんですね。

なので当然、「TRUTH」の日と「REVERSE」の日、リピート観劇したくなります。
ここに末満さんの表向き厨二ワールド全開のシナリオに、巧妙に練られたミステリーが絡み、それぞれの役者の解釈が異なる表現が加わって煮込まれて、最終的にとんでもないことになるのが『TRUMP』なのです。

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『TRUMP』の話してるとこの記事だけじゃ終わらなくなるので概要だけで止めておきますが、そうやって再びキャストを変えて再演された『TRUMP』は、『LILIUM』・『SPECTER』を経て、更に観た人を繭期に突き落とす作品に仕上がっていました。

Dステ時のキャストと今回のキャストで唯一被っている役者さんがいまして、
彼が演じたのは、『TRUMP』の中ではラスボス的存在になるキャラクターなんですがそれが私の若手俳優界での一番推しでして、3年経って同じ役を演じることになってどうなのかなぁと、期待とプレッシャーと色んな気持ちないまぜまぜで観劇しました。

彼の3年間は確実に蓄積されており、その板の上でこれでもかというくらいに輝いて、時に抑えた光を放っていました。
Tの最後のシーンでは手を合わせて拝む勢いでした。推しはなんて尊いんだ。

151216yuuhi02.jpg
もうちょっと何かいい写真はなかったのか。

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で、『夕陽伝』に戻ります。

この『夕陽伝』を、先述の関西版D-BOYS、「劇団Patch」
Patch stage vol.7 『幽悲伝』として連鎖上演するのです!

『夕陽伝』は、脚本:末満氏/演出:岡村氏でしたが、「ふたつのユウヒデン」として上演されるこの『幽悲伝』は、脚本を書いた末満氏本人による演出。もうなんか凄すぎて分かりません。

現在17人の若手俳優が所属する「劇団Patch」は、もともと末満さんが総合演出を行っている劇団です。
若干の演技経験者に素人集団が混じったところに、末満さんが愛を持って詰り、教え、鍛え上げてきた、関西の俳優集団。

そのうち数名は、Dステの『夕陽伝』でアンサンブルとして出演していました。
そこで同世代の俳優さんや諸先輩方から得たものを西へ持ち帰って、1ヶ月後、『幽悲伝』のメインキャストとして出演するという。

更に『幽悲伝』には、三津谷亮氏(D-BOYS)/田渕法明氏(ブルーシャトル)/中川浩三氏(Zsystem)の御三方がゲスト出演するのですが、
このうち三津谷さんと田渕さんは、先の『TRUMP』で同じ役を務めたお二方なのです。
田渕さんは2009年ピースピット版のソフィ/ウル役、三津谷さんは2013年D2版のソフィ/ウル役。
このお二人が同じ舞台で邂逅するというだけでも、その筋の人々にとってみたらとんでもないことです。

そして、『TRUMP』の前日譚である『SPECTER』に出演した劇団Patchメンバー。
『TRUMP』と『SPECTER』は(そして『LILIUM』も)、輪廻を経て結い付いていく物語です。
これからもしかしたらご覧になって下さる方にネタバレになるかもなので詳しくは書きませんが、『SPECTER』にはヴァンプを廻る2つの物語の血を繋ぐキャラクターが登場します。
つまり、ここでも三津谷さん田渕さんと、そして劇団Patchメンバーは繋がるワケです。

何が言いたいかと言うと!!!熱い!!!!

もうこうなるように末満氏が全部仕向けてるのは分かってるけど(安易に結び付けてしまうのも氏の罠なのだと思うけども)、
こうも細くも太くも色んなところが繋がって、結び付いて作品を作り上げていくという事象そのものも、
その過程を遠くから近くから見届けられる心からの幸せ、
見惚れている間に色んな役者さんの色んな演技や人となりを知って、改めて愛して応援していけるという二重の幸せ!!

あーーーーすごいなぁーーー
だから実在する三次元は夢いっぱいなんです。
板の上で体現して舞台の袖で繋がって導かれていく。

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しかし何故私はその『幽悲伝』を観られないのか!(ダーン)
この東北の地でなんやかんやしているのか!
やらなきゃいけないことがあるからです!!!!(´;д;`)

よくこういう時に『時間や金銭を割いたり仕事や自己都合の調整もせずに行けないと嘆く舞台やイベントやコンサートなんて所詮アナタにとってはその程度の催しだったってことでしょ』
って話になりますが、言いたいことは分かりますしそうやってこなしてる人はスゴイなと思うけど色んなものも失ってるだろうなぁまーそれはきれいごとでして、この話は長くなるのでここでは止めときますが

そして同様に、『行けないって演者本人に言うな』っていうのも定期的に上がる話題です。
私は「行けないけど頑張って」と出演者本人に言ったことはありません。
公の場でコメントしたりリプしたり出来ない質なので、基本御本人に対して言えないというのもあるんですが、申し上げるならば「楽しみにしてます」程度にしています。


今回この『幽悲伝』という作品は、今年のDステと末満作品による水筋の一つの最果てだと、個人的には思うのです。
そして、「劇団Patch」がひとつ上に上がるために用意されたステージ。

『夕陽伝』のように、東西で公演が行われるわけではない、関西限定での公演。
上演されるのは、今までより箱が大きくなった夢のホール。
そこは『夕陽伝』でも公演を行った、同じ大きな箱。

そのステージに立てるたった3公演、先の『夕陽伝』と連鎖上演と話題を作っても、
今の彼らでは即日完売というわけにもいかなくて、公演日ギリギリまで稽古の時間を割いて手売りしたり宣伝したり奔走してる。

嘆いたり焦ったり、それでも真っ直ぐに奮励する彼らを見て、
新参も古参も関係なく、固定のファンがチケットを買う以外に自分たちは一体何が出来るのだろうと、同居人と考えた夜もありました。
(この辺りは彼らだけの問題じゃなくて、全ての「劇団」が抱えるところだと思うけども)

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そんな末満健一氏と劇団Patchによる「幽けし悲しき伝説」、『幽悲伝』
今週末から森ノ宮ピロティホールで上演されます。



◆Patch Stage vol.7「幽悲伝」
大阪公演(会場:森ノ宮ピロティホール)
12/19(土) 18:00公演
12/20(日) 12:00公演/17:00公演


Patch stage vol.7『幽悲伝』 (公式サイト・公演情報)


舞台に挑む彼らに、ただ頑張ってと声援を送るのが芳しくないのならば、
こういう形で後押しさせて頂きたいと思い綴った今回の記事でした。

手前味噌ですが、うちの相方ちゃん(同居人)は、大阪に住む友人夫妻に「結婚祝いだ!」と本公演のチケットをプレゼントしてました。ナチュラルに格好良かったっす。
近い将来、彼らが関東に進出してくることもあるのかもしれないけど、まずはその土地のファン以外の方々にも知って頂くことは大事なことだもんね。


実際に足を運んで、彼らの作り上げた舞台を間近に観て、その感想を伝えることこそが
一番の声援であるのは分かっているのです。

これを目にして下さった方がお一人でも足を運んで下さったらそれが一番何よりですが私にはそんな力ないですし既に明日からの公演ですので、
「こういう舞台があるんだ/あったんだ」「こういう役者さんがいるんだ」
ということだけでも知って帰ってくださったら!!!

次に繋いで行く逕路の切っ端くらいには、なれるのではないかと思う私なのでした。

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改めまして、出演者の皆さまが怪我なく無事に千穐楽を迎えられますよう、心からお祈りしております。
あれほど言ったのに、生で観られなかった私を絶望の淵へ叩き落してどうぞ振り返って。
(現時点で結構絶望の底にいますけど(:3_ヽ)_)


チケットは取ったので磯部磯兵衛には行きます。(※大阪)
『夕陽伝』『幽悲伝』の話は、またDVDが出揃ったら、したいです。

来年はもうちょっと行った舞台話書き残したい…(自分用に)





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