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2015'09.08.Tue

【和楽器】ファミ箏第三回演奏会推して参る(*/・ω・´)ゞ

鬼のような酷暑や湿度を抜けて、ようやっと過ごしやすい気候になってきましたね…(*´v`)
しかし時の砂をマラカスのように振りながら思い出を綴る当ブログ、今回は昨年末の演奏会の感想です!ヽ(*´∇`*)ノ(※超重要)

141228fc_00.png
(※題字は段位持ちの同居人ちゃんに書いて頂きました…)

この度遡りますのは、2014年12月28日に開催された、「和楽器でゲーム音楽を演奏する団体」こと、ファミ箏さん第三回演奏会

過去、2013年12月下旬に開催された「第二回演奏会」にもすごく行きたかったんですが、チケットが手に入らなかったことと、師走と言うことで諦めざるを得なくてですね…。
今回の日程は更に年末になっているのですが、「なんなら聴いた足で帰省すればいいや!!(・∀・)」と無理やり予定を入れて、チケットをもぎ取ったのでした。

というワケで続きから諸所感想文です。
9ヶ月近く前の演奏会の感想ですからかなり記憶が蒸発していると思われまして…ササッと!ササッと書かせて頂きたいと思っており!ます!!!ヽ( ´∇`)ノ
 
 
│ファミ箏 第三回演奏会
│2014/12/28 (Sun) 13:30 start @江東区文化センター
│演奏:ファミ箏(箏・三味線・尺八)
│ゲスト奏者:逢坂誉士(薩摩琵琶)/530(三線)/寂空(津軽三味線)
│ゲスト:岩垂徳行 (敬称略)

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■カプコン特集
『ストリートファイターII』(エドモンド本田ステージ、リュウステージ)
『戦場の狼』(スタートデモ、BGM1、砦、ステージクリアデモ)
『魔界村』(1stBGM)
『ロックマン』(STAGE SELECT、GAME START、CUTMAN STAGE)
『逆転裁判』(逆転裁判・開廷、尋問~モデラート2001、追求~追いつめられて、
      成歩堂龍一~異議あり!2001、真実は告げる 2001)
『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』(Dr.WILY STAGE 1)
『大神』(太陽は昇る)

■ゲーム音楽で知る三味線の歴史
[琵琶]『逆転裁判5』(怪奇!天魔太郎伝説)
[三線]『ときめきメモリアル』(南国島唄~あれは何だ!?~痛い目見るゼ~勝利)
[地歌三味線]『逆転裁判5』(九尾村~妖怪たちのふるさと)
[津軽三味線]『ニンジャウォーリアーズ』(Daddy Mulk)

■岩垂徳行氏をお招きして
『逆転裁判3』(美柳ちなみ~遠い面影)
『城姫クエスト』メドレー

■聖剣伝説3 メドレー
Not Awaken、Where Angel Fear To Tread
Sacrifice Part One、Sacrifice Part Two、Sacrifice Part Three
Breezin

■アンコール
『ライブ・ア・ライブ』(密命、殺陣!)
『がんばれゴエモン2』(江戸城BGM、またね)
 


開演前に、ファミ箏代表の沖政一志さんのご挨拶があったそうなんですが、私が到着したのが開演ギリギリだったのでそちらは聞けませんでした。
カート引っ張って泣きながら入り口に走る私から、チケットとカートを奪い取ってもぎってくれたBにゃんありがとう…(私信)

13時30分開演。
緞帳が上がったステージ上には、大きな金屏風を背にして和装の奏者さん達が並びます。
黒い長着に灰色の袴が凛々しい男性陣と、優美な訪問着に身を包んだ女性陣。これだけ豪奢な「和」の空間でゲーム音楽を聴けるというのはファミ箏さん以外では有り得ないので、日本人でありながら改めて身が引き締まります。

第一部は■カプコン特集
『ストII』から、しっとりとした「エドモンド本田ステージ」「リュウステージ」でした。
ストII大好きなのに、まだ息を整えている段階だったのであまりちゃんと聞けていなかった…(´ノω;`)
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演奏が終わり、メンバーの入れ替え時間を利用して沖政さんのMCタイム。
コミケが明日(12/29)からだと思って、遠方の人が上京しやすい日程にしていたそうですが、日にちが重なってしまって落ち込んでいたそうです。
「だから今日暗いんですよね…そんな暗さを吹き飛ばす『戦場の狼』をお聞き下さい」

そんな繋ぎありかよ!wということで、2曲目は『戦場の狼』。
一番有名であろう「BGM1」、後半の「デッ デデデッ」部分はお箏と三味線で演奏するんですが、箏奏者の女性陣がお箏の裏板を手の平で叩きだしたのビックリしました。そのアグレッシブな動きが揃っているのにもビックリ。
今考えたらこれは第4部へのフラグだったんですかね。いっつもやってるのかな。
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3曲目は『魔界村』「1stBGM」
主旋律は尺八で、副旋律はリバーブが掛かったようなお箏の音色。これが「和」での不気味さを表現していました。

中盤は役割が逆になって、お箏のメロディに尺八の副旋律。
箏の演奏ってあんまり聴かないし見ないから分からなかったんですが、座奏だけじゃなくて、立ったり中腰になったりで奏でるんですね…思っていたよりずっとスポーティな楽器なんですね(´・ω・)
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『ロックマン』は、お箏と尺八の掛け合いが爽やかな「STAGE SELECT」から。
疾走感溢れる「CUTMAN STAGE」は、「ピッ!」っていうあのSEを尺八が再現。
3和音の3つの音が各和楽器に振り分けられて演奏されるのが、とても新鮮に感じます。
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『逆転裁判』はメドレー構成。和音が美しい「逆転裁判・開廷」から始まります。
淡々と刻まれる音が緊迫感を助長する「尋問~モデラート2001」
お箏のお姉さんの演奏に目を疑った「追求~追いつめられて」。甲全体を滑るような高速アルペジオが激しい!和楽器もアルペジオって言うのかな…三味線ソロもイケメンでした。
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『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』より、大体みんな大好き「Dr.WILY STAGE 1」
深いメロディラインを更に掘り下げる尺八ソロ、比べていいのか分からないけどアコギかってくらいジャカジャカ鳴ってる沖政さんのお箏、女性陣の奏でるお箏がとにかく凄い!!
某動画で言うとこの「ウッルトラマン!」のとこがユニゾンで決めててカッコイイし、こっちの奏者さんが尺八ソロしたと思えばもう一本加わってアップテンポの中ハーモニーを響かせてくれるし、ワイリー好きには悶死の演奏です…!!(某動画は普通に嗜む程度です)

2ターン目は沖政さんのお箏が入って音が厚くなる!
尺八と三味線のメロディから、ここもお箏と尺八の役割が逆転したりと聴き応えすっごかったです。
ラストの尺八ソロが高音で駆け抜けていくのに痺れました…!和楽器にしか出来ない、ちょっとしたアレンジも素敵でした。
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再び沖政さんのMC。「魔界村を忘れてた…」と、ここで魔界村の説明(*´w`)
その間に奏者さんが増えて、「『大神』はメンバー全員でお送りします」と解説が入ります。
ご自身もその一人だそうですが、「太陽は昇る」一曲で物足りない人はいっぱいいて、だからと言って『大神』全部やると演奏会終わっちゃうので今回はこの一曲を、とセレクトされたそうです。

「和楽器で『大神』をやるとどうなるのか」という試みでもあるそうです。
「いつか『大神』縛りで演奏会やりたいです」とも仰っていましたが、興奮のあまり私がその場に物見の鏡建てますので是非にやって頂きたいです。

個人的な野望ですが、嶺さんが作曲された曲が演奏されるアマチュアの演奏会にはすべて足を運ぼうと思っておりまして、今回の第三回演奏会にどうしても行きたかった理由の一つがこの「太陽は昇る」でありました。
公式の「大神 五重之音調」でも和楽器(尺八・三味線)は使われていますが、西洋の楽器(弦楽器・ピアノ)も一緒だし、完全に「和楽器だけで演奏する」って”ここ”じゃないと聴けない!と思ったわけです。

『大神』より「太陽は昇る」
箏が4面、三味線が2挺、尺八が3管、篠笛が1管というフルメンバーの11人編成。
冒頭は篠笛による霊妙な旋律、続いて主となるフレーズを軽く演奏してから、堂々たる本編へ。
お箏や三味線の絃で表現される重厚感と神々しさ、3管の尺八が紡ぎ出す和の残響。要所要所で聞こえる疾風のような篠笛の音色。
そこから先は車田泣きだったので覚えていません。

原曲はオケ+和楽器編成ですが、和楽器でしか創りだせない「大神」の世界は予想以上に気高くて荘厳だった。
筆神様たちが和楽器で演奏しているような、ものすごい生命力を感じさせて頂きました(あっち十三神だけど)
本当にありがとうございました…ありがとうございました……(謝辞の平伏)

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続いては第二部…の前に、沖政さんと三味線の田辺さんによるMC。
12/28の公演だったんですが、月初の12/1にアップされたファミ箏さんの動画(※音量注意)や、今回のカプコンメドレーを編曲されたのが田辺さんだということで、「僕の結婚式のために任天堂曲で編曲してくれ、とお願いして上がってきたのが『出会いのテーマ』でした」的なわちゃわちゃトーク。
「マルスとシーダが…」あたりまで喋ったところで、舞台転換が完了。
「そろそろいいらしいですよ」「もうちょっと喋りたいんですけど」

ということで、■ゲーム音楽で知る三味線の歴史へ。
ここからは、沖政さんの解説多めで進行していきます。
しかし「三味線の歴史だけど、三味線から始まりません」だそうで、まずは[琵琶]から。三味線以前に、日本に存在していたのが琵琶なんだそうです。

まずは実演ということで、琵琶奏者の逢坂さんが登場。
拍子木が打ち鳴らされて始まるのは、『逆転裁判5』から「怪奇!天魔太郎伝説」
琵琶に尺八2挺、笛で演奏される、恐怖を煽るような純和風の一曲。
これから紹介していく楽器が主役となるゲーム音楽を演奏する、というコーナーのようです。

当然ながら、琵琶の生演奏を拝見するのなんて初めてのことで、先ほどまで見ていた三味線とは撥の形も全く違うし、音色も似て非なる音なんだな~というのが実感できたのは面白かったです。
どことなくウエットで抑えた音色なんだけど、すごく心地良い激しさもある。
調べてみると、琵琶にも色んな種類があるんですね。面白いね。

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「『日本には琵琶があった』…これだけ追っていくとワンテーマ出来ちゃうので」、続いては[三線](さんしん)。
三線の故郷と言えば沖縄。琉装(沖縄の着物)を身にまとい、狐面を着けた530(ゴサマル)さんが登場。「ズルイですよね、かぶりもの」と沖政さん。

「日本に琵琶があって、沖縄に三線があった…、どっちが父か母かとなるとまたもめるので」ということで、三線の話に戻ります。
三線を使ったゲームを探すのは大変だったそうですが、「ときメモ…沖縄に修学旅行行くよね…」と、大好きな『ときめきメモリアル』のことを思い出し、「好きなゲームに救われた」んだそうです…(*´ー`)

三線とお箏×2で演奏される、いかにも琉球音階な「南国島唄」
琵琶が乱入して3管の尺八も絡む、激しい「痛い目見るゼ」。ファンファーレ風の「勝利」と盛りだくさんでした。
沖政さん曰く、沖縄に行ったら敵と戦わなくてはならないので「(FFをパロった素敵な)バトルを入れちゃいました」とのことでした。このイベント自体がFFパロになってるんですね…!(*´∀`)

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「ここでやっと三味線が出てきます」と、[地歌三味線]担当、ファミ箏メンバーの綺麗なお姉さん・浅野さんが登場。

琵琶/三線/三味線と揃ったところで、それぞれの撥(バチ)を客席に披露。三味線を中心とすると、撥は琵琶から来て、楽器は三線に似ている、とのこと。
また、尺八/箏/三味線の編成で演奏される音楽を『三曲合奏』と呼び、江戸時代から主流の形になっているんだそうです。ファミ箏でもその形で演奏しているのだとか。
(この三曲合奏も調べると諸所いろいろあるんですなー(*´-`))

その三曲合奏で披露されるのが、『逆転裁判5』より「九尾村~妖怪たちのふるさと」
三味線と尺八で始まり、途中からお箏が加わります。和の雰囲気たっぷりの安穏とした曲で、それぞれの音をじっくり楽しめるのがすごく贅沢でした。
浅野さんの三味線が紅と白でファミコンみたいだった…(*´ω`)

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「伴奏」という考え方は、江戸時代にはなかったそうです。
尺八と三味線で同じメロディを弾き、オブリガートでお箏を弾く。そういった形式が、江戸時代の室内楽としては主流だったのです、という沖政さんのお話を経て、「一気に飛ばして、津軽三味線」

呼び込まれたのは、[津軽三味線]奏者の寂空さん

「三味線」という楽器には、「犬や猫の動物の皮を使用して作られている」という印象があるかと思います。
「両国には、三味線になった犬猫のお墓があります。撥の形をしているんですけど」と沖政さん。大体がインド産の犬猫の皮だそうです。

これも調べてみると、どの年頃の生体が適しているかとか、どんなことに配慮して三味線に活用しているかとか色々あるんですな。
そういったことから、残酷に思われるかもしれないけれど、「大切に育まれた文化なので、ご理解頂ければ」と確かな口調で仰っていました。

話は津軽三味線に戻ります。
津軽三味線は20世紀に入ってからの楽器だそうです。撥も進化しており、「ことさら本日の寂空くんの撥は小さい」とのことで。
お隣の浅野さんの三味線バチと比較してみるとなるほど小さかった。この小さい撥で速弾きをするのが津軽三味線の特徴なんですって。

「ここからは僕の愚痴ですが」と沖政さん。
お箏を弾くと三味線も弾くようになるんだそうですが、そうすると「じゃあダディマルクやって」って言われる。
しかしダディマルクの三味線は津軽三味線なので、自分が演奏している三味線とは違うんだよ!という壁が立ちはだかる。
「じゃあファミ箏でやってやろう!やってやろう!!」ということになり、壮大な前振りですが今回のダディマルクになりました、とまとめてらっしゃいましたw

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「許可のない撮影は不可ですが、今回『わーーっ!』ってところは撮影可能です!『わーーっ!』って言ってください!」
というアナウンスを経て、改めましてレトロゲーの和楽器ゲ音と言えばコレ!
『ニンジャウォーリアーズ』より「Daddy Mulk」

あのサンプリング音源が和楽器アレンジで丁寧に再現されるのが、すっごく格好良かった!(*´∀`)
「わーっ!」っていう鬨の声前に、神永さんが袖から走ってきて尺八を演奏するんだけど、そのアグレッシブな尺八ソロも素晴らしかった!
そして「わーっ!」して再び袖に去って行く神永さん、下手にいた沖政さんとハイタッチ!(=´∀`)人(´∀`=)

メインとなる寂空さんの津軽三味線ソロも予想以上に激しくてすっごく格好良くて、あの三味線を生で聴けるなんて!という感激でいっぱいでした。
まぁ「わーっ!」って言うのが先で写真なんか撮れないよね!!(・∀・)<ぼっちには更に苦難だ!

OGRさんもいらっしゃっていたそうで、あぁ本当に良かった…良かった…と目頭熱かったです。


どんな楽器でも、生み出されるきっかけや文化があって現代に至るのだと思いますが、身近な和楽器でありながら知らなかったことはたくさんありまして。
それを後世に伝えて行こうとする奏者さんたちの想いやジレンマはなかなか伺えないものだから、『ゲーム音楽』という娯楽(って言っちゃうけど)と共に文化を認識し、興味を持てるということは、すごく幸運なことだなと思いました。

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20分の休憩の後始まるのは、第三部■岩垂徳行氏をお招きしてのコーナー。
時間は15時をちょっと過ぎていました。
舞台上に並んでいるのは、2面の箏と沖政さんの奏でる笙(しょう)。

3人で演奏されるのは、『逆転裁判3』より、「美柳ちなみ~遠い面影」
とにかくお箏の奏でる旋律が美しかった。透明感ある楽曲の美しさを引き上げるその音色と、「和」を響かせる笙の余韻が雅でした。

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ここで今コーナーの主役、岩垂徳行氏が羽織姿の和装で登場。
沖政さんと2人並んでトークを繰り広げます。

知り合ったきっかけや、ファミ箏と懇意にしている経緯などについてお話された後、「今年リリースされた新しいものにも挑戦したいと思います」と沖政さん。
岩垂さんが音楽を担当した、城擬人化アプリゲーム(後にブラウザゲーにも)『城姫クエスト』。そのテーマ曲を始めとした8曲メドレー。
沖政さんが岩垂さんに相談し、諸所の手続きののち短期間で楽譜が仕上がったんだそうです。

「前回公演から聴いてるけど、今回は倍の(キャパの)ホールでの公演で…人気があるんですね」と笑う岩垂さん。
日本人でも生で見ることのない和楽器を見られる楽しさがファミ箏の魅力だと語り、3、4人の尺八奏者の首振りが揃うのが楽しいとか、お箏が締めに手を伸ばすところが良いとか、そういう(モーションが起きる)曲を作りたい、と仰っていました。

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そして始まった『城姫クエスト』メドレー。
じっくりまったり聴いていられる「メインテーマ」を始め、様々なシーンを彩る楽曲がメドレーで演奏されていきます。

煌びやかなの、カッコイイの、バトルっぽいの…まったりした和風曲はそれぞれの楽器の音色を堪能できるし、アップテンポな曲は暴れる音や激しい動きを、耳でも目でも楽しむことができる。
箏/尺八/三味線それぞれの見せ場もたくさんあって、すごく典雅な時間でした(´ω`*)
終始お箏の音が情感込められていて心地良かったんだけど、お箏って「歌う」じゃなくてなんて表現なのかなぁ…とか思いながら聴いていました。

メドレー終了後、岩垂さんがもう一度登場して、ファミ箏メンバーと皆で礼!下がる緞帳。

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演奏会も終盤となりました。
緞帳前に沖政さんが立ち、第四部■聖剣伝説3メドレーについての想いを語ります。

「Sacrifice Part Three」を演奏したくて、演目に上がったそうな聖剣3。
「でも、Part3だけ弾くのは逃げじゃないかなと思って、全部演奏することにしました」とのこと。

ここで問題となるのが、メロディー無し、打楽器オンリーのPart2。
「現代舞台、前衛音楽を聴いた人は(編曲の)見当付くんじゃないかなと思いますが、和楽器の可能性を試したい。
とにかく色んな音がすると思いますが、楽しんでもらえますと幸いです」

と語る沖政さんからは、「Sacrifice Part1~3」への熱い想いと、それをこれから和楽器で表現しようとする気概が見て取れました。

「準備が出来たようですので、前説はこのくらいにして」
再びフルメンバーの11人で演奏される、挑戦の聖剣3メドレー。

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舞台を照らす、深い緑色の照明。
キラキラとしたお箏の音色と、尺八の華奢な高音が奏でる「Not Awaken」で幕を開けます。

オープニングデモ「Where Angel Fear To Tread」は、お箏の繊細なアルペジオに尺八のメロディがしっとりと響きます。徐々に他の尺八が加わっていって、豊かなハーモニーを生み出すのゾクッとしました。

後半の疾走感と勇壮さを先導するのは三味線。これにすっごく圧倒されました。
和楽器だけの演奏会だからパーカッションは勿論不在なんですが、それを三味線がドラムかってくらい好戦的にこなしてるんです。
弦楽器であると同時に打楽器としての役割も大きいんだなぁというのは、今回すごく感じたところだったんですが、この聖剣ターンでそれを更に強く印象付けてきた感がありました。

ファンタジー世界の冒険の幕開けを予感させる曲ですが、最後は和風なアレンジでしっとりと締め。
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飛んでラスボス戦、「Sacrifice Part One」
迫り来る脅威が和楽器で重苦しく演奏されることで、まるで大妖怪と対峙しているかのように聴こえました。また三味線の醸し出す雰囲気がとっても良くて、和風感MAX…!
十七絃で奏でられる「キュルキュル」という異質な弦の音、抑えつつじわじわと奏でられる11人での全体合奏、それが更に不気味でした…!

パーカッションonlyの「Sacrifice Part Two」
いきなりお箏の下部に手を入れて、リズミカルに胴を叩く女性陣。
呼気音を漏らす尺八、ヒステリックに奏でられるお箏の高音。尺八の管尻(底)を叩いたり、三味線が淡々と乾いた音を激しく響かせたり。
あの「Part2」がこう表現されるのか、先程までメロディアスにも奏でられていた和楽器がただの木や竹として音を響かせるのか、とうわあぁぁってなりました。
民族音楽的な音の連なりが和装の奏者さん達によって和楽器で再現される、そのギャップにも無意識下で震えていたような気がします。

そして、「Sacrifice Part Three」
冒頭からお箏による強烈なアルペジオ無双!
勇壮なメロディなのに泣かせる尺八の演奏!ビート違いの三味線が、スピード感と爽快感をグイグイ増していきます。
裏でずっとお箏のアルペジオが続いているのかと思ってみてみたら、箏の皆さんは手を止めているからあぁこれは幻聴なのだと悟ったり、もうすごい!

かと思えば尺八の神永さんのアルペジオ!Playing Works!や和楽器バンドの演奏なら、きっと立って頭振って吹くような曲なのに、座奏でこのテンション高い曲を奏でられるポテンシャル!!脚で底押さえるアレ、座ってやっても格好良い…!
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「Breezin」
三味線による静かなアルペジオの上に、尺八とお箏のメロディが神秘的に重なります。
裏でずっとアルペジオを奏でる三味線がと終始とにかく凄かったです。独特の風韻に完全に心持って行かれてました。

中盤以降入るのは、低い音の尺八とお箏による「天使の怖れ」。
主旋律をそれぞれの楽器で回しながら、美しくひそやかに、和楽器による聖剣3の幕は下ろされます。

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一度下がった緞帳が万雷の拍手によって再び上がって、演奏されるのは■アンコール

まずは『ライブ・ア・ライブ』から「密命」
原曲と同じく尺八のイントロから、またお箏の皆さんが箏の右側(舌側?)叩いてパーカス隊を兼任。
そして、とにかく暴れる「殺陣!」
猛々しい音の中、尺八のハーモニーがすごく美しかったし沖政さんのお箏がチート状態になってました。

ここで一旦MC。2014年『ライブ・ア・ライブ』の20周年を狙って、演奏の機会を伺っていたのだそうです。
「だから『ラブライブもいいけどライブ・ア・ライブもね!』って月1回はツイートしてたんですよ、僕マニアは気付くかなって」と明かしてくれました。
確かにツイートはしてらしたけど、沖政マニアではないから気付かなんだ!悔!!笑
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「この後やる曲も、また4starでやらせて頂けたらな~と思う曲なんですけども」
(※このあたりがもう時空を超えすぎてる感あるので反省しています……)

ということで、和楽器による演奏会の締め括りは、THE和風の『がんばれゴエモン2』。
お箏がゆっくりとメインテーマを奏でてからの「江戸城BGM」
尺八ソロに三味線、十七絃とフルメンバーで演奏される、豪華で軽快なゴエモンは江戸の華そのもの!ヽ( ´∇`)ノ

ほんわか曲の「またね」が演奏され始めると、「本日は誠にありがとうございました」と沖政さんが感謝のご挨拶を始めます。
「この曲名は『またね』、それでは皆さん、またね~」
と、曲名紹介と同時にファミ箏メンバーがこちらに向けて手を振ります。

「またね」に応える客席からの温かい拍手に送られて、晴れ晴れしい雰囲気の中演奏会は終演となりました。

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終演は16時ちょっと前くらい。
ロビーは、ファミ箏の皆さんやゲストの皆さんにご挨拶したいお客さまやお友達同士、グッズ販売などで大変賑わっていました。

一角のソファに菊田さんが座ってらしたんだけど、その周辺だけちょっとスペースが空いていて、菊田さんが念使いみたいになってたの面白かったw
他にも色んな作曲家の方のお姿が伺えて、お見かけするたびに軽くビックリしてましたΣ(*´Д`)

その混雑の中、狐面の530さんがお一人で立ち尽くしてるのすっごくシュールだった…w
(基本ひっきりなしにどなたかとお話されてましたが(´ω`*))

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A4/4Pのパンフレット。和風!そして紙がすごくいい紙!(*´∀`)
これをお手本にすれば「箏」という字を間違えないで書けますな。

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開いて、代表の沖政さんのご挨拶と演目紹介。

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終演して9ヶ月も経っての感想なので、あんまりだらだら書くのもアレなんですけども

今、和楽器の音色を聴く機会ってテレビ以外にあんまりないと思うんですよ。日本人なのに。
もうちょっと進んで、箏や三味線や尺八の演奏会も増えてきているけど、自ら足を運んで…ってそうないし、今回で言うところの「三曲合奏」を生で聴ける機会もそうないと思う。

それが、琵琶や笙といった珍しい楽器も含めて、伝統的な和楽器の演奏を『ゲーム音楽』をベースに聴けるなんて、ゲーム音楽好きな日本人で良かった!!と心底思わざるを得ません。
その上、現代の主な和楽器である箏・三味線・尺八だけでなく、そのご先祖様や歴史まで紹介してくれる。そこにゲ音を絡めることで自然と関心は深まるし、本来の『和楽器奏者』として、ファミ箏さん達が伝えたいことや知ってほしいこともスッと入ってくる。

和楽器の足跡や伝統を提示しておきながら、「弾く」「吹く」という枠を超えた和楽器の可能性にも挑戦する。
あれですよ、『中華一番!』で言うところの「伝統は『伝統を覆すこと』」ってやつですよ。
「常に創意工夫を持って古き味を打ち破る姿勢こそ云々」ってやつですよ。

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これな!(・∀・)

聴く機会、観られる機会の少ない和楽器だからこそ、これから新しいことにも王道にも、色んなことに挑んで聴く側を驚嘆させてくれるんだろうな、と思いました。
和楽器の演奏を堪能出来て贅沢だったし、純粋に楽しかったです!!(*´∇`*)

演奏あり講座あり、作曲家さんとの逸話あり。「演奏会」に留まらない2時間半でした。
改めて、ファミ箏・ゲスト奏者の皆さま、スタッフの皆さま、素晴らしい一年の締め括りを有難うございました!(*´∀`)
年末(2015)に行われるかもしれない演奏会の前に感想書けて良かった…あんまりよくないけど…

メンバーのお一人お一人が色んなシーンで活躍されている「ファミ箏」ですが、また次の演奏会で相見えて、素晴らしい音を響かせてくださることを楽しみにしております!

141228fc_02.jpg
またね!( ´ ▽ ` )ノ

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そしてファミ箏さん、9月12日(土)にJR日暮里駅北改札口内で行われる日暮里まつり×ステーションライブin日暮里にご出演されるそうです。
和洋の楽器がコラボしたイベントで、4つの団体が出演されるうち、ファミ箏さんの出番は12:00から。

9/19~9/21のシルバーウィークには、河口湖での合宿も予定されているそうなので、詳しくはファミ箏さんのサイトをご覧ください~!( ´ ▽ ` )ノ
(9ヶ月を経てここでやっと宣伝っぽいことができたぞ…!!)

◆ファミ箏 公式サイト
 http://www.okimasa.net/famikotowebsite/famikoto.html



ところで、この12月28日の公演の舞台裏を動画に収めた、『ファミ箏の長い一日【第三回演奏会の舞台裏】 』(※音量注意)がメンバーの方によってアップされています(*´∀`)
本番の様子は流れませんが、楽屋に響く和楽器の音や、メンバーさんがキャッキャしてるところ、某作曲者さんや某作曲者さんの御姿など拝むことができます。
舞台裏や会場内に友人が映っていたりして微笑ましがっていたら、さり気に自分も映っていました。逃げたい。



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