2015'08.09.Sun

夏空のモノローグ演奏会に行ってきた(-σ□д□-)+

しょっくうぅぅぅぅんん!!
2015年7月29日、7月29日が何の日かお分かりだろうか!?
そうっ!PS2ソフト『夏空のモノローグ』発売5周年という記念すべき日であーるっっ!!

天下一品古今無双、この祝福すべき5周年に『夏空のモノローグ』の楽曲の生演奏に耳を傾け、その音色に皆で酔いしれ想いを馳せようではないか!
そのようなすんばらしい企画が、ファン有志によって、つつついに開催されたのであーるっ!(ノ-ΟдΟ)+





既にこのキャラに疲れました、私です…沢野井部長はすごいですね_(:3 」∠)_

というワケで!過日8月1日、『夏空のモノローグ』の楽曲を演奏する有志の演奏会、「Concert under the Summer Sky」に行って参りました!

150801cus_00.png

冒頭でなりきり部長が申しておりました通り、PS2/PSPソフト『夏空のモノローグ』は、2015年7月29日で発売から5周年を迎えます。
(PSP版は2013年3月発売)

ゲームとしては所謂「オトメゲー」に分類されるのでしょうが、それだけに留まらない巧妙なシナリオ・爽やかな感動に心打たれたファンの皆さんが、大切に大切に思っている、根強い人気がある作品だということは伺っております。

私の周辺にも夏空好きのお友達が数人いまして、日頃から布教してたり、毎年7/29には思いの丈を綴っていたりと、その熱量を見て気になっていた作品ではありました。

そしてこの演奏会が開催されるのに合わせて、ついに私も!3月の終わりくらいから土岐島の夏を満喫してきました!
これで無事に、8/1に皆と一緒に土岐島に行けるのであります!٩(*`v´*)۶

ということで、演奏会感想の続きは以下からになります。
初めましての方ようこそ!長いので(ホントに長いので)、お時間あるときにざっとご覧になって頂ければ幸いです!(*・∀・)ノ
 
 
│Concert under the Summer Sky
│2015/8/1 (Sat) 14:00 start @小松川さくらホール 多目的ホール
│演奏:超次元夏空演奏楽団


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・夏空~ゆるやか夏期講習~涼風吹く通学路

・色褪せた思い出~月明かりを抱いて~_Akashic Records
 ~因果崩壊~茜の坂道

・ループ DE 研究~世紀の大発、明……?~科学部カプリッチオ
 ~閉ざされた心~止まない雨

・キミのあたたかさ~想いを重ねて~終わりの詩~7月、30日。

・Tree Piece

・夏空のモノローグ


・ナツソラ(アンコール)

・夏空(お見送り曲)


開場の13:30に合わせてホールに向かいましたが、その時間の空はこんな夏空でした。きょ~うのおそらはどんな(ry

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小松川さくらホール正面。
初夏頃から記録的な暑さが続き、この8月1日も例に漏れずとても暑い日でした。
が、もわっとした暑さの方が勝って、土岐島のような抜けるような青空ではなかったのが流石のTOKYO。

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何故か必ずやります。さくらホール裏口入学

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ホール1階の掲示板。(個人名の部分はモザイクかけてます)
左下の「超次元夏空演奏楽団」というのが、今回の演奏団体の名称です。

ホールのある4階に上がってまず出迎えてくれたのは、夏空に関する私物グッズの展示や、筆文字で「超次元夏空演奏楽団」と書かれた、達筆で味のある立て看板(※後述)などでした。

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14時の開演を前に諸注意のアナウンス。
いきなり男性の声が「しょっくーーーーん!!!」と、部長ばりに空を裂き、客席から笑いが起きます。
そこからは普通のテンションで通常の諸注意、その後主催者さんも一度登壇し、ご挨拶と再度の諸注意いろいろ。

そして今回の「超次元夏空演奏楽団」に名を連ねる、9人の奏者さんが入場。
「夏空」の演奏会で、どういうお衣装で出て来るのかな~と思っていたんですが、男性4人・女性5人の構成で、男性は上下黒でシックなのに対して、女性は下は黒いパンツにトップスは白や寒色系とさまざま。
後で聞いたら、チラシやパンフレットの「青空」のように、白か青系のトップスを着る、ということだったみたいです。主催(女性)だけは両方いいとこどりの白と青のワンピースだったとか。

舞台の中央にヴァイオリン×2/ヴィオラ/チェロ、それを後ろから囲むように下手から、ピアノ/フルート/エレキベース/パーカッション/箏、という配置になっていました。

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ここからは休憩なしで、「夏空のモノローグ」の世界が繰り広げられていきます。

ピアノの優しいイントロから始まる「夏空」
あぁゲームが始まる、と身が引き締まると同時に心がざわつきます。
弦楽器とグロッケンが爽やかに加わると、ステージに灯る光。
原曲のように伸びやかなフルート、対旋律の1stVn(ヴァイオリン)が一曲目から情感的に歌い、物語の扉をゆっくりと開いていきます。


「ゆるやか夏期講習」
ピアノ伴奏に薄くベースが入って、リズミカルなカホンの音が楽しげに加わります。
そこに軽やかなフルートのメロディ。軽快な曲調に合わせて、少し身体を揺らしてる弦の皆さんが可愛かった。
2ループ目はフルートの主旋律に弦楽器の伴奏。曲が少しリッチになって、更に膨らんでいきます。


曲間、白いお着物を着た箏奏者の男性がスッと登場。
その箏からかき鳴らされたイントロは「涼風吹く通学路」
続いてカホンとベースが加わります。
原曲の主旋律はトランペットのような音色で奏でられますが、今回はフルートが担当。
まさに「涼風吹く」が如く、優しい風のようなフルートのメロディと、清涼感あるお箏の音色の組み合わせが「今回限りの特別バージョン」という感じです。

中間部は箏と弦楽器のアンサンブル。箏と弦楽器というのも、なかなか聴けない贅沢な取り合わせ!
チェロの安定した低い音色に癒されたり、今日も1stVnさんはイケメンだったりと、改めて個々のスキルの高さにも目を見張る一曲でした。

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箏+グロッケン+チェロで始まる「色褪せた思い出」
優しく可憐な曲調の中、チェロの柔らかい副旋律がしっとり響いていくのがたまらんかったです。原曲にはない(目立たない)フレーズなのがまた沁みるポイント。
後半、清々しく吹き抜けていくようなフルートのメロディ。本当にこの方のフルートに耳を傾けていると、「夏空の世界にいるんだ」と素直に感じさせられます。
最後はお箏の余韻をふんわり残して、次の曲へ。


「月明かりを抱いて」
ピアノ独奏。もともとの楽曲の良さもあるのでしょうが、奏者の方の強い想いが込められているのが確かに伝わってくる演奏でした。
「夏空」というゲームを大切に思った上で、一音一音大切に弾いているのが分かる演奏。
テクニックだけじゃなくて、「この人ピアノの上手い人なんだな」としみじみ感じられる、曲が終わるのが惜しくなるほどのひとときでした。今思い出しても泣いちゃいそう。


続いてもピアノのターン、「_Akashic Records」
今更ですが、サントラ順ではなくストーリーに沿って曲が進んで行くのがいいですよね。

ピアノに箏とグロッケンが加わって、浮遊感ある曲が更にキラキラ煌めきます。ウィンドチャイムのサラサラという音をきっかけにして、ベースが侵入する展開が見事。
前半部分では、ピアニッシモで加わる弦楽器も含め「幻想的なツリー」を奏でていたのに、全体合奏になった時には「ツリーの存在感」が表現されていたのが圧倒的でした。

あたまに戻って2ループ目は箏のソロ+ベース。これは贅沢…!
そこにまたウィンドチャイムの流星が降ってきて、箏+ベース+チェロのアンサンブルになり、今度はチェロがメロディを担当。
贅沢贅沢言ってますが、本当に今回集った奏者の皆さんは普段プロだったり先生だったりするような方もいらっしゃるので、その方たちの演奏をまとめて堪能できるのは耳とお脳に優しすぎる…のです…!!(*´Д`*)
最後はピアノのイントロに戻って、うねるベースが「あの音」を響かせる。


「因果崩壊」
パンフレットの曲紹介でも「編曲するのが一番大変だった」、お客さまの中でも「どうやって演奏するの?」という声もあった話題の一曲。
弦楽器の奏でる不協和音がゆっくりとクレッシェンドしていき、カホンとピアノの高音が無機的に加わります。
そして忍び寄るようなカホンのリズム、不穏に刻まれる力強いヴァイオリンとヴィオラの音、低く這うようなチェロ、それぞれがうねりながら迫ってくる臨場感すごかったです。
(生音で演奏を体感出来る箱でお馴染み)小松川さくらホールの本領発揮や~ってゾクゾクしながら聴いてました。


弦楽器や箏が、弦を滑らせるようにキュイキュイ…と蝉しぐれを奏でてから始まる、「茜の坂道」
それがピタッと止むと、ピアノの柔らかい伴奏とフルートのメロディが夕暮れを彩ります。
本来これ、穏やかでありながらグロッケンやタンバリンやシェイカーだの、地味にパーカッションが忙しい曲ですが、そこをひそやかなトライアングル一本で仕上げたのは編曲の妙だなと思いました。

後半は、箏とベース、フルートの主旋律によるアンサンブル。
「茜の坂道」ってメインはアコギなハズなんですが、敢えてそのアコギの音色を断って他で導く編曲になっていました。
今サントラ聴いて「あっアコギか」って思い出すくらいナチュラルなアレンジだったし、こういう構成で「茜の坂道」を再現出来ていたのはすごいなと思います。

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ここからはまたガラリと雰囲気が変わる、科学部のターン。
弦楽器4人のピッツィカートで始まる「ループ DE 研究」。すげーそのまんまだ!!!(*´∇`*)
たまに「チーン♪」て入るトライアングル。また弦楽器の皆さんが上手いので、尚更そのものに聞こえるのが素晴らしい…!
ストーリー中でも聴く頻度が高い曲なので、この再現度には痺れました。

この曲を形作るピッツィカート(※弦を弓で弾かずに指ではじく奏法)って、こんなにがっつり見られるのも珍しいので、この曲で初めて目にする方はお得だったのではないかと思います。私も初めて生でピッツィカート見た(聴いた)ときは感激したもの…!(´ω`*)
その間にお箏の方が三味線を抱えます。…今回三味線もやるのか…!!(・∀・)


おとぼけ曲「世紀の大発、明……?」
カホン+ベース+ピアノの伴奏にフルートのメロディ。それを引き継ぐ三味線のソロが、のらりくらりとした感じを強調します。
フルートの抜け感も絶妙ですごいし、このアンサンブルから少し浮いてる三味線の音色といい、バランスがホントにスゴイ。


パーカッション君が「1,2,3,4!」とカウントして「科学部カプリッチオ」
初聴きの時から「部長のテーマ」と信じてやまなかった曲です。
ピアノのお姉さんがいつの間にか鍵盤ハーモニカを持って前方に、ピアノには男性が!(※編曲担当のTさん)
ベースのお兄さんも立ち上がってて、今までしっとりベースだったのが「ここが見せ場だ!」とばかりに音も指も縦横無尽に動きまくる!!
鍵盤ハーモニカがアグレッシブにメロディを奏でソロを決める後ろで三味線!まさかのチェロのソロ!嬉しい!後ろすごい楽しそう!!ヽ(*´∇`*)ノ

曲同様、「!!」がいっぱい湧き上がってしまうほど、愉快で楽しくてどーしよーもないカプリッチオのターンでした。「演奏会」なのに、ここだけ完全に「ライブ」だった…!
ベース以外電子楽器のないこの編成でしっかり再現出来て、しかも10人の息の合った演奏を身近に楽しめる!これがワクワクしないわけないじゃないですかしょっくーーん!!!
これで改めてカプリッチオ好きになった方多かったのでは!私もその一人!v(o´∀`o)v


陽気なステージから一転、息を整えてからの「閉ざされた心」
最初のピアノの4音でガラッと空気を変える曲の力、記憶を呼び起こすその音色に胸が締め付けられます。
優しく切ないピアノのメロディを引き継ぐ、したたかなチェロと箏の音色、無慈悲に降り注ぐ綺麗なウィンドチャイム。
迫るようなフルートのソロは、引きずり込まれてしまいそうなほど上手くて、音色にも物語にも沈んでしまいそう。

中間部はピアノとグロッケン、対旋律のチェロ。フルートがメロディを奏でる裏で、ヴィオラと箏のアルペジオ。
一つ一つの音が本当に洗練されていて華があるから、すべてがまとめられた時に生まれる音の花束の、なんて残酷なほど眩しく美しいこと。すすり泣いている方いっぱいいらっしゃいました…


「止まない雨」。悲痛のターンは続きます。
力強く美しいピアノの演奏による、重々しい曲調。続いて心の底から突き上げるように哀しく歌うチェロ。
そこにヴィオラとグロッケン、フルートの主旋律、弦楽器の対旋律が悲しみを濃くしていきます。
全ての音の雨の中を歩むような、惑っているような、狂おしいチェロのソロが会場中に響き渡って、心が震えます。

中盤では、ピアノを追いかけるようなグロッケンの音色が切なく鳴り渡ります。1stVnさんが、楽譜を見ずに天を仰いで演奏しているのが、もう葵ちゃんのようでつらい。
曲が進むにつれて重苦しさが募り、そのままピアノが物悲しく締めます。

個人的なアレですけど、ゲームをプレイした時期には今回の奏者さんがどなたかも大体分かっていたので、初めてプレイしてこの曲を聴いた時に「あっ…ここO澤さん弾くんだ…!」と思って、この曲が聴けるのを本当に楽しみにして生きてきました。
私のメモには「くるぞ…!」と「ぜいたく」と大きく書いてあります。(*´幸`*)


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「キミのあたたかさ」はピアノソロ。
先程までの暗い曲調から一転、会場も晴れやかな空気に満ちていきます。
曲が進むにしたがって、希望の光が一歩ずつ近付いてくるような説得力がありました。


同じくピアノのイントロから「想いを重ねて」
祝福するように、鮮やかな世界を見せてくれる弦楽器、情感のこもったフルートの音色。
「止まない雨」以降、切なげな音を奏でていたチェロがうららかに歌っていたのもグッときました。
ピアノと1stVn、ピアノと箏と、ペアを替えて掛け合いながら終盤は全員で合奏。
ラスト、そこから一つ抜け出した1stVnの繊細な演奏に、また心が締め付けられます。


「終わりの詩」
丁寧に、丁寧に奏でられるピアノのイントロダクション。
タイトル同様、物語と演奏会の終わりを予感させます。

「月明かりを抱いて」の時にも書きましたが、今回この奏者の方々がエキストラなどではなくて、どれだけ愛情を持って『夏空のモノローグの演奏会』に向き合ってくれているのか、ひしひしと伝播してくるようでした。

好きなゲームの音楽を生演奏で聴く。同じように物語を愛する人たちと、ストーリーを追いながら共に味わう。
その空間には、CDでは得られない感情が満ちていると思うのです。
そういう気持ちがいっぱい生まれる「演奏会」って、楽しいよ、聴いてみようかな、自分でも参加してみようかな、そういう純粋な初心を深く深く、改めて感じた瞬間でした。

ピアノソロを引き継ぐ、弦楽器のアンサンブルとキラキラとしたウィンドチャイム。
美しい1stVnのメロディが柔らかく会場を包み、曲はふわりと終わります。


穏やかに迎える「7月、30日。」
静穏とした曲調から、未来に踏み出していくような力強い演奏に変わっていきます。

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ここで主催のNさん(女性)が再び登場し、「残り2曲となりました」とご挨拶。
祝電紹介と、開場時入り口にあった「超次元夏空演奏楽団」の立て看板についても紹介がありました。

もうお一人の主催、且つ今回演奏会の編曲者Tさん(男性)が呼び込まれて、主催お二人で演奏会開催に至った経緯についてトーク。
その他にも、印象に残った曲や誰ルートから始めたかという話題になると、客席からは「わかる~」的な反応が。

特にTさんの方は木之瀬ルートから始めたそうで、『男性視点で「閉ざされた心」はズシンとくるので弾けて良かった』、というお話をされていました。
オトメゲーだからどうしても女性プレイヤーが多いと思うので(会場のお客さまもほぼ女性でしたし)、男性プレイヤーからの感想は新鮮だし貴重ですよなー。

また、『「ツリーピース」は最後にまとめて読んだので、この後の「Tree Piece」は読書感想文的に編曲してあります』というまとめで、演奏会もエンディングへと向かっていきます。

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スペシャルアレンジメドレー「Tree Piece」
チェロの低いロングトーンから始まる「止まない雨」。そこにシンバルやベースが一音一音折り重なり、重厚感を増していきます。

チェロ以外の弦楽器が上の旋律を奏で、メロディの箏が加わったところにフルートのカットインで始まる「月明かりを抱いて」
優しく包み込むようなピアノとベース、弦楽器の上のラインで響いている箏の音に、僅かな光を感じます。

そんな淡い願いをさらうようなウィンドチャイム、続いてピアノが奏でる「_Akashic Records」
無機質なメロディを奏でるピアノに、フルートのメロディが誘う寂寥感。

一音ずつ下がっていって、ピアノとチェロのアンサンブル、「閉ざされた心」
ここまで丁寧に本編をなぞってきて、短編小説のようなツリーピースの展開を再現したこのターン。
フルver.のメドレーではなく、曲のフレーズを活かした構成になっているから、印象的なシーン一つ一つを切り張りしているような感覚を覚えました。

「終わりの詩」。原曲よりもゆっくりめに、あたたかなフルートの音色が会場に染み渡っていきます。
そしてピアノの清らかな高音。ベースや弦楽器が入って、おぼろげだった光は鮮やかな輝きに変わり、1stVnがメロディを引き継ぎます。

ラストは、フルートメインの「7月、30日。」。セピア色の世界がカラーに変わったような眩さを湛えて、ピアノの零れるような音色で「ツリーピース」、読了です。

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エンディングテーマ、「夏空のモノローグ」(インストver.)。
ピアノのイントロから始まって、最初のメロディ担当は1stVn。聞けば聞くほどイケメンなヴァイオリンです。
カホンが加わるサビからの破壊力。ここまで演奏会をご一緒した皆さんになら敢えて歌は必要ないだろうけど、cocuaさんの歌声や歌詞を自然に想起させる、「歌う」弦楽器と奏者の底力に泣かされます。

2番を歌うのはフルート。1stVnとチェロがお休みの代わりに、ベースと箏が寄り添う優しいAメロ。
サビ前からのウィンドチャイム~箏による気強いコンボも、この優しいED曲に更に力を与えてくれていてズルイ。

間奏はベースが走って力強く進むのかと思いきや、ふっと風が緩んだ中でチェロ渾身のソロ。原曲の流れを確実に活かした特別仕様で泣かせてくれる、この抑揚が本当にズルイ。

個人的には、本当に「終わらない」になってしまうんでないかと思うくらい、時々響くベースのうねりが沁みました(好き)。
そして物語は、ピアノで静かに幕を下ろします。

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温かく大きな拍手の後に待つのはアンコール、残る未演奏曲は一曲。
1stVnさんが客席に向けて「もう1曲」というように、人差し指を立てて始まるのは(最後までイケメンすぎる)、オープニングテーマの「ナツソラ」

これまでの暗いのも哀しいのもさっきまでの感動も、一旦爽やかな風でぜ~んぶ巻き上げてしまうような、元気いっぱいのオープニング!
出だしの「さあ暑い夏 キミの呼吸…」を弾くのがヴァイオリンなんだけど、もうそうとしか聞こえないのがすごかった…!(´;ω;)

オープニングを歌うのはフルート。通常のバンドのようにギター/ドラム/ベースが揃っているわけじゃないのに、とにかく音圧とスピード感がすごい!
原曲の雰囲気を牽引するベース、とにかく楽しそうなカホン、このラストのラストに疾走感溢れる「ナツソラ」で、ハンカチで目元口元を押さえてる方は更に増えていました。

この音の厚みの中、箏がメロディを奏でたりピアノが担当したり、ヴォーカルを各楽器が繋いでいくという編曲がとにかく華やかだし心躍る…!
葵ちゃんや皆の笑顔が浮かぶエネルギッシュな1stVnのソロ、間奏を経てピアノ伴奏+チェロのソロ(泣いた)、ウィンドチャイムが煌めいて転調オォォォォ…!!

これでもか!これでもか!!っていう展開に加えて、9人のはじけるような笑顔と躍動感溢れるモーション。これが見たいから私は生の演奏会に行くんです。
それに加えて、今回の9人は『夏空のモノローグ』で7月30日を迎えた9人。明日を迎える大切さを知っている9人が演奏し、観客が見守る「ナツソラ」だからこそ、こんなにも響くものがあって幸せな涙が流れるんだろうなぁと、振り返って思います。

そんな物思いに耽っている間にもステージ上では、フルートの最後まで遊んでる感じとか、さり気なくない箏無双とかが炸裂していて、クライマックスのこの瞬間にお一人お一人が本気をぶっ込んで楽しむ5分間が終わろうとしていました。
笑顔で奏で切る全員演奏を、幸せな気持ちで客席が楽しむ感じ半端なかったです。

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終演。時間は15時を過ぎていました。
大きな拍手のなか奏者の皆さんが退場して、舞台に一人残ったピアノのお姉さんがポロン、と奏でたのは「夏空」

最初の部分だけでしたが、オープニングを経てまたタイトル画面に戻ってきた、というループ感。そして同時に漂うのは、得も言われぬ爽やかな幸福感。
両方に包まれたホール内、「終わってしまった」という淋しさよりも、たくさんの物語を見届けられたという気持ちで満ち足りていたようにも思います。

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◆ここからはお写真あれこれですヾ(´ω`*=*´ω`)ノ

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当日のステージ上。(※掲載許諾済)
真ん中のグレーのヤツがツリーのようにも見えます。
個人的には4月に見た時には「禁断の塔だ…」と思っていたのでホント小松川さくらホールはこちら側に優しい施設だと以下略

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「超次元夏空演奏楽団」の立て看板。
開場時にはホール入口にあった立て看板が、終演後は撮影のためステージ上に移動していました。これも許可を頂いて撮影しました(入場時に撮り忘れたので…)

で、公演時にも紹介がありましたが、これはファイアーエムブレム・ティアリングサーガシリーズの楽曲を演奏する団体・Ritter der Musik(リッター・ダー・ムジーク)の団員さんが手掛けた作品だそうです。

150801cus_07.jpg
きちんと落款もあります。
入り口で見た時からすごい既視感があると思ったら、アレだったんですねアレ…

◆ 【ウンメイヲ】RdM第2回演奏会、船堀制圧【カエルッ】 (2013/9/26)
http://gyuuhi.blog120.fc2.com/blog-entry-237.html
(2年前に行ったRdMさん演奏会感想ブログです。ラストに書道展ネタがまとめてあるのでそちらをご参照ください)

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◆ここからはパンフレットのはなし。
というか今回ご縁があって、パンフレットデザインを担当させて頂きました。
勿論主催からの提案や指示書がベースではありますが、まるっと自分のPCから生み出されたってのは初めてのことなので、とっても良い勉強をさせて頂きました…!
というワケで、そのあたりもかいつまんでいろいろ!(*´∀`)

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左:パンフレット(A4変形/8P)、右:公演フライヤー(こちらは別の方のご担当でした)
もともと主催と私は同人屋なので、始めのうちは「正方形の変形とかいいよネ~うふふ」とか言って楽勝感出てたんですけど
〆切数日前に「4P増えます(震え声)」と告げられた時には「なん…だと?」をリアル発動しました。ありがとうございます

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開いて、左ページに演奏曲紹介、右に主催者挨拶。
「開いたときに、表14の青空とくっきり対比になるような23ページにしたい」ということで、「夕焼けから夜空のグラデーション」になりました。
「ツリーの輪っかを五線譜にしたい!」と言ったのは私だったんですが、気に入って頂けて良かったです…(*´-人-)

150801cus_010.jpg
主催Tさんによる楽曲紹介ページ。
ここも、「ただ黒地に白抜き文字とかじゃ寂しいよね」ということで、4ページに渡って「夜空が朝焼けになっていくように、ページ単位でグラデしてもいいか」と提案しました。
移り変わりを分かりやすくするために星を入れよう、と言ってもらえたので、角っこにちょこちょこっと星が入っています。

色々と提案したのをやらせて頂いて、ふー(*´ω`)=3してたんですけど、演奏会終わって家帰って来て、改めてパンフ見てみたんです。
7ページ目の明るい空、ちょっと光に透かすと裏表紙の雲と海がうす~く映るんですね。
それが何だか暁みたいで、幻の7.5ページ目みたいで…

今日という日は終わってしまっても、気持ちや魂はそのままでずっと続いていくんだなぁと、意識してないところでステキな効果を頂けて、手前味噌ながらちょっと感動してしまいました。

そして裏表紙へ。あの演出は完全に主催案です。
うpしてくださってる方もいっぱいいますけど(ありがとうございます)、演奏会に来てくださった方へのおみやげだと思ってるので、ここでは写真上げません(。☌ᴗ☌。)
ただ、4ページ増えなければこの裏表紙も有り得なかったと思うので、改めて両主催に感謝申し上げます…!色んな意味で…!笑

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私が主催のNさんから、『夏空のモノローグの演奏会やろうと思うんだ』と聞いたのは、今年の2月初旬でした。
大事なお友達が、大事に思っているゲームのために、大きなことをひとつ形にしようとしているのが本当に嬉しくて、思わずっつーか心からではありますけど、「何でもやるよ!」とは言いましたが、こういう着地になるとは思ってもみませんでした。

本来は、告知サイトのイラストだけ描いて終わりの予定だったのです。
諸事情でパンフレットデザインまで手掛けさせて頂きましたが、諸事情込みで悔いのない、ご覧になった皆様に喜んで頂ける形でお手伝いが出来て本当に良かったと思っています。
一番最初の土岐島のイラストは、web用に描いたラフの再利用です。


ここからは更に内輪な話になってしまうかもしれませんが、好きなゲームやアニメタイトルの演奏会を、いち有志ファンが無料で開催するというのは簡単なことではないと思います。
それを、ホールを借りて全曲の編曲をし、演奏スキルやスタッフスキルの高い奏者さんやスタッフさんを集め(しかも『夏空のモノローグ』という作品を体験し理解している)、無事に当日を迎えられたというのは、ひとえに主催のお二人の人望や作品愛の賜物だと思うのです。

もちろん、演奏会というものは奏でる側だけでは成立しません。
『夏空のモノローグ』という作品をずっと大切に思い、主催の二人同様愛し続けてきたファンの皆さま。
有志の催しでありながら、この日を楽しみにしてきてくださった方々が客席に座り、真摯に「夏空」の音楽を楽しんでくださったからこそ、ああいう幸せな空間が双方で共有できたのだと思います。

ご来場くださっていた関係者の方々にしてもそうだと思います。
あの暑い中、ファンの作り出す『夏空のモノローグ』の世界を見届けようとご足労くださるその温かさが本当に有難いし、そういう人達が作り出した『夏空のモノローグ』故に、今回のような時間が生まれたのだろうなぁとつくづく感じました。


そして終演後、普通はお客さんてすぐにパラパラ席を立つもんなんですが、今回のお客さまは殆ど席を立たなかった。
私ホールの中央くらいに座っていたんですが、私より前の席の方はほぼ、時間を掛けてアンケートを書いていらっしゃいました。

ステージ上から贈られたものに対して、返したい想いがこんなにも募る。
今回の演奏会がどれほど意味のあるひとときであったか、夏空とファンを繋ぐツリーピースとして心に残ったか、最後の最後にそれを強く見せつけられた気がしました。


本当に理想的な、愛と幸せがいっぱい詰まった演奏会でした。
それを作り上げてくださった主催のお二人、奏者・スタッフの皆さま、心からありがとうございました。
もうどっち側からの御礼なのか良く分からなくなってますが、猛暑にも関わらず遠い道のりをお越し下さった皆さまも、本当にありがとうございました!

またいつかの夏にこのような機会が廻ってくるのならば、今回お越し下さった方も残念ながら来られなかった方も、是非皆さんで土岐島へ行けたらいいな、と思います。
そのときは、きっと7月29日に。

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演奏会終了後、ホールの外に出たときには、日差しは和らいで薄い水色の空に変わっていました。
18時過ぎ、最寄り駅に着いて見えたのは、建物の合間からこぼれる夕焼け。
そのとき私の頭の中に浮かんだ音は、今日聞いた『茜の坂道』でした。

この先、日常の中でふと『夏空のモノローグ』のことを思い出すとき、この日の演奏や皆の笑顔や、心に浮かんだ気持ち、ちょこっとでいいから思い返してくださったら嬉しいなと、関わらせて頂いた者の一人として僭越ながら思います。
もっとも、毎日「夏空」のことを考えているという方もたっくさんいると思うんですが(ノ´ω`*)

本当に素敵な時間をありがとうございました。
この先の明日も、今日という日が2015年の夏の思い出を彩る一ページでありますように。


※ここまで書くの忘れてましたが、私の推しはカガハルくんと井上和彦です。


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