2015'03.11.Wed

【Kオケ】Thanks!Kオーケストラ行ってきた【菅野女史祭り】

日が落ちるの早くなりました。11月ですね。
ゲーム・アニメ音楽の演奏団体による「芸術の秋」は、9月10月を過ぎてなお盛りだくさんであります。
(※11月に書いてた出だしなので時空を超えて久しぶり感ある/現在3月)

そんなワケで、11月3日・文化の日に開催された、「Kオケ」こと「Thanks!Kオーケストラ」の第2回定期演奏会に行って参りました!

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#3箇所ダウトがあります(結構あるな)

「Kオケ」の『K』は、言わずと知れた女性作曲家・音楽プロデューサー・ピアニスト・歌手その他でご活躍中の、「菅野よう子」女史の『K』
その菅野よう子さんの楽曲だけを、バンド・ビックバンド・コーラス・オーケストラなどなどオールジャンルで演奏する団体が、このKオケさんなのです。

今回の第2回演奏会は、「オーケストラ」による2回目の演奏会だそうです。
菅野さんファン有志によるライブイベントなどはたまにお見掛けしますが、菅野さん大好きなクセになかなか参加出来なくて二の足を踏んでいたので、「今度こそ行かねば!!」とすごく楽しみにしていました。

というワケで、続きから菅野曲尽くしの感想ですよ!ヾ(´∀`♪)ノ


 
│Thanks!Kオーケストラ 第2回定期公演会
│2014/11/3 (Mon/public holiday) 13:30 start @杉並公会堂 大ホール
│演奏:Thanks!K オーケストラ

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第1部 アラカルトステージ
1. Departure [ブレンパワード]
2. 群雄決起 [信長の野望]
3. 中国OPEDメドレー [NHKスペシャル中国~12億人の改革開放]
4. 地球共鳴 [地球少女アルジュナ]
5. Shiro,Long Tail's [WOLF'S RAIN]
6. アクエリア舞う空 [アクエリオン EVOL]

ロビーコンサート
1. Sora [劇場版エスカフローネ]
2. 奇跡の海 [ロードス島戦記-英雄騎士伝-]

第2部 ∀ステージ
1. White Falcon
2. Jig
3. 木製飛行機
4. 光軸のなぞるもの
5. おんどりのように
6. Silent prayer
7. Moon flower
8. Heavy Duty
9. 旧約の語るところ
10. Final shore~おお,再臨ありやと
11. End title ノスタルジーナ
12. Moon

アンコール
1. 花は咲く


菅野さん好きのお友達と荻窪で待ち合わせして、早めにランチしてから杉並公会堂を視察&前売り券引換。
駅からは少し離れていますが、外観すごくオシャレで綺麗な建物でした。
ホール内も天井高くて明るくて清潔感に溢れている上、椅子もふかふかなんて何とイケメンなホール…!!( *´艸`)

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ちょっと上手寄りに着席しましたが、そこでコントラバスが3台並んでいることに気付いてときめき!(*´ロ`*)
キャパ1,000強席のオケだからそんな珍しいことでもないのかもしれないけど、ゲ音アニメ関係のアマオケでコンバス3台てあんまり見ないから…って良く見てみると、その後ろにPerc.が揃っているのがまた珍しくて、開演前からドキドキしていました。
(恥ずかしながら、上手のPerc.ってのも初めて見たもので…)

開演の13:30を過ぎると、黒の正装で揃えた奏者さん達が入場してチューニング。
チューニングが終わった後にパーカッションの皆さんが入場して、その時を待ちます。
【第1部 アラカルトステージ】から開演です。

「Departure」の導入部。スネアドラムが整然と刻まれる中、指揮者の中鉢さんが登壇。
ゆっくり世界が広がっていくような弦楽器の音色に合わせて振られるタクトは、今まで見たことがないタイプの、ゆったりと優雅で踊るような指揮でした。
クライマックスに向けて徐々に厚く重なる低弦。抑えたストリングスの上、スティックで叩かれ強調されるボンゴの音。
最後の音で指揮棒が上がると同時に、弦楽器の弓が掲げられるのが美しく、「一曲目から魅せるな~」という感じでした。


ここで男性のMCさんが登場。今回の指揮者・中鉢美佳さんの紹介に入ります。
女性用の燕尾服(あるんだ…!)に身を包み、髪を夜会巻きにまとめたその姿は、とても凛々しいのにエレガント。
中性的というよりも抑えた女性らしさで、しなやかな佇まいが印象的でした(´ω`*)

そして、先程演奏した「Departure」から『ブレンパワード』(1998)の解説へ。
総監督・富野由悠季監督繋がりから、今回のメインステージ『∀ガンダム』をお楽しみに、と触れて「ここからは初期の楽曲を演奏します」と再び演奏に戻っていきます。

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信長の野望シリーズ、「信長の野望 戦国群雄伝」(1988)より「群雄決起」
PC版の3和音をオケアレンジした「サウンドウェア」CD、そちらの再現演奏だそうです。

ティンパニとシンバルが鳴り響き、「うおぉぉぉ!!!」と思わず声を上げてしまいそうなほど厚く迫る弦楽器のイントロ!
低く歌う金管に、舞うように上下するピアノ。そこに控えめに寄り添う木管の副旋律が最高のごちそうです。
「あぁ菅野さんの弦ってこういうのこういうの!」とスッと染み入る曲調を、生で味わえるの本当贅沢です(´ω`*)
中盤のTbソロを経て、絡み合うピアノの中間部も素晴らしかった。

そしてD.C.、曲頭に戻り勇ましいメインテーマ。この正統派な構成もたまんないですよね。
最後の一音まで大切に奏でるラストで、余韻を残して終わります。

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1994年放映、「NHKスペシャル中国~12億人の改革開放」より「中国OPEDメドレー」

生マリンバ!生マリンバやーーー!!ヽ( ´∇`)ノ
Perc.と金管が激しい、「OP」部分の「MAIN THEME」から始まります!
鳥のように飛翔するFlに導かれ中間部へ。キラキラと輝くウィンドチャイム×ピアノ×Cb×スレイベルが作る清流の上を、コンミスさんのVnが二胡のような音色で、たおやかに歌うのがすっごかった!

そしてOb~Flが繋ぎ、ピアノのせせらぎにマリンバ×ヴィブラフォンが加わって「ENDING THEME」部分へ。
ボンゴやスレイベルといったPerc.が風景を広げ、軽やかなFlの音色の下、弦楽器がどっしりと悠久を奏でます。
すごいのは、この悠々とした音の一つ一つをまとめる中鉢さんの指揮。鷹揚に踊るような指揮、壮大な音と共に魅せられている感覚でした。
最後はウィンドチャイムの星空の中を、流星のようなFlが滑り落ちていって終わります。


再び登場したMCさんが喋っている間に、左右から合唱隊の皆さんが入場。
「てつ100%」と並行して「信長の野望」シリーズを手掛けていた等、菅野女史の初期の活動について紹介してくれます。
その中で、「サントラの『信長の野望』や『中国』を購入した人はいますか?」と会場に挙手を求めるのですが、客席で手を挙げる人は殆ど…ちら…ほら…な状態。
(私手挙げてたよ!!ヾ(´ω`*=*´ω`)ノ)

一方、ステージの奏者さん達にも同様に問うと、結構な人数が手を挙げているではないですか!Σ(´ω`*)
「…Thanks!Kの底力、お見せすることが出来ました」と嬉しそうなMCさんでした。

どちらもプレミアの付いているサントラですが、特に『中国』の方は現在iTunesでも気軽に買えるようになったため、「いやぁ、いい時代になりました」とも。

ホントになぁ、私の『中国』も売れない状態になるまで聴いてるので(ケースをですよ、中身はとっても美品です)、20年経った今、その聴き込んだ音楽を生のオーケストラで体感させて貰えるのは本当に嬉しかったです(*・ω・)

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「地球少女アルジュナ」(2001)より「地球共鳴」
アルジュナを代表する、合唱が印象的な一曲です。
鉦のようなチキチキした音色から、張りのある女声合唱が先導。Perc.が入ると男声も加わり民族感を増すんだけど、このPerc.が知らない楽器ばっかり!楽しい!ヽ(・∀・)ノ

難しい変拍子の中、勢いや厚みはありながらも合唱を活かすような編曲になっていました。
最後の盛り上がりも、Perc.でグッと持って行く感じがカッコ良かった!

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かなしいやつ、「Shiro,Long Tail's」は、「WOLF'S RAIN」(2003)より。
情感たっぷりに歌う、Vnを始めとした美しい弦楽器。ひそやかに絡む木管や金管とのバランスも、「Shiro,Long Tail's」の世界を創り上げるのに最高でした。

そして、重厚感を引き上げるCb3台はやはり強い…!(*´◒`*)
また杉並公会堂の響きが良いので、聴いていて心地良いのです素晴らしい。


ここで再びMCさんが登場。「WOLF'S RAIN」の話や、「アルジュナ」やこの後の「アクエリオン」を担当した河森(正治)監督について紹介がありました。
「マクロスF」もだし、監督じゃないけど原作や舞台設定でエスカやビバップでもお世話になってるし、菅野さんと河森監督は色々繋がりがあるんですよな。

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第1部ラストは、『創聖のアクエリオン』の続編・「アクエリオン EVOL」(2012)より、「アクエリア舞う空」

Vnとピアノのアンサンブルに、Flソロが加わった冒頭部。歌モノなので、そこに合唱が重なります。
原曲は少年少女合唱団みたいな中性的な声の独唱だけど、Kオケ版は大人の男女が歌うので少しアダルティです。
粛々とした弦とピアノを伴奏にして、女声と男声が掛け合いながらサビに向かう高揚感…!

「アークーエーリアー」の部分は本当にたまらんかった…!(*ノД`*)
透き通る高音で震わせる原曲とはまた違った、澄んだ女声と重厚感ある男声が混じり生み出される声の圧。想像以上の震えが来ました。
また一緒に歌う中鉢さんの指揮が筆舌に尽くし難い表現力で、オケの真摯な演奏と相俟ってとにかく三位一体になってました。

ボンゴが入ってFlやCl、木管ソロの間奏を経て、2番は男声のリードから。
Perc.と低弦、金管の凄まじい盛り上がりから、ゆっくり丁寧にクライマックスへ向かいます。
対旋律の弦楽器がまたドラマティックで泣けるんだ…(´つω・`)
最後は、女声ソロからオケ+ピアノで、包み込むようにしっとり幕を閉じます。


合唱とオケに圧倒される「アクエリア舞う空」が終わり、ここで第1部終了。
20分間の休憩と、「ロビーコンサートあります~」とのアナウンスが入ります。
プレコンサートなどはなかったので、休憩に出る人とロビコンを見たい人とで、ロビーは混雑しておりました。

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杉並公会堂、ホワイエはそんな広くないんですよね、狭くもないけど。
そこにたくさんのお客さんが集まり、2階へ続く階段にもお客さんが並ぶ盛況の中始まったのが【ロビーコンサート】

先ほど、アルジュナやアクエリオンで歌われていた合唱隊の皆さんのうち、女性5名が声で奏でる1曲目は、「Sora」(劇場版エスカフローネ/2000)。
神秘的で柔らかい曲調に、透明感あるシャンティさんの声が印象的な一曲。
今回のグループでリードvo.を務める方の声は力強く張りがありましたが、世界観というか空気感はそのままなのが、丁寧にハーモニーを作られているんだなと感じました。

2曲目は「奇跡の海」(ロードス島戦記-英雄騎士伝-/1998)。
「奇跡の海」っつったら、ロングヒットを記録した真綾ちゃんの人気曲。カホンの女性(歌う)とシェイカーっぽいものを持った男性(歌わない)が加わります。
コーラス+Perc.で始まった、特徴的な民族的イントロ。このイントロの、躍動感あるハーモニーにとってもビビった!Σ(*´Д`)

リードvo.のお姉さんが、曲や歌詞に合わせて両手を固く握ったりこちらに手を伸ばす仕草、その歌声以外で訴えかけてくるところもグッときたし、スレイベルのお姉さんもいたんだけど、そのお姉さんのスレイベルの鳴らし方?振り方もすごく表現力豊かで釘付けになってました。魔法のようだった…!

ロビーでちょっと一催しというより、しっかりとした小さなステージを見せて頂いた感じでした。
本ステージに立っていた時とは変わって、お衣裳に青いグラデーションの布を纏っているというのも、「空」と「海」のイメージでファンタジー!ステキだった(´ω`*)

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14:30過ぎに奏者さん達が入場~チューニング。
今回のメインディッシュ、「∀(ターンエー)ガンダム」の楽曲だけの【第2部 ∀ステージ】(1999)の幕開けです。

指揮者の中鉢さんが入場、一礼して構え、すぐさま始まるのが「White Falcon」
CD音源そのまま、ド迫力のイントロ!興奮!ヽ(*・∀・)ノ
その後のブラス部分はちょいゆっくり目で、離陸を焦らすよう。
飛翔する弦楽器、その雲を切り裂くように鋭い指揮と、TpやTbの勇壮な音色にやられます。

そしてコントラバス×3!
普段Cb3人並んで演奏しているとこなんて見られない上に、年齢バラバラの男性2人・女性1人の編成なので、音の厚みが堪能出来ることはもちろん、ちょっとした奏法や佇まいの違いにキュンキュンします。嬉しい!楽しい!ヽ(*´∇`*)ノ

低弦とFgの早いイントロから始まる、快活な「Jig」
2ループ目、Tbがちょっと揺れるような音出してるのが好きでした。
スピード感ある中メリハリも素晴らしく、ラストはPerc.中心で高まっていくのが熱い…!


ここでMCさんの登場。
改めて『∀ガンダム』について作品解説をしてくれるんですが、台本っていうかところどころMCさんの熱い主張が込められているような気がして…ちょっと面白かったです。笑

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プレーンな管楽アンサンブル「木製飛行機」は、弦楽器はおやすみ。
イントロを奏でるHrを他ブラスが追い掛ける。
木管楽器が加わって吹奏楽でのアンサンブル、Tub(チューバ)まで堪能出来るの素晴らしい…(o´∀`o)

イサマシ系楽曲「光軸のなぞるもの」
厚く始まって、ティンパニによって暗雲立ち込める中間部、VnとHrの響きが緊張感を煽ります。
迫るようなTbが加わると、某ボレロのように激しさは徐々に高まっていきます。その激しさの余韻も楽しめる一曲でした。

一転して、快活な「おんどりのように」
中鉢さんが奏者さん達としっかりアイコンタクトを取って、軽妙な弦楽器から始まります。
Vlaが忙しそうだった…とメモにあるんだけどどんな感じだったんだ…(´-ω-)
何度も駆け上がり滑り落ちる、マリンバとスネアドラムが∀っぽいです。


MCさん登場。お話されている間に、トランペットさんとトロンボーンさんが退場します。
本編第2話「成人式」のストーリーについて触れ、爆撃シーンで使われた『光軸のなぞるもの』などについて解説されていました。
こうやって細かくストーリーを追ってくれるのは良いですね。私すっかり忘れてる。

「続いては静かな曲を」という案内から、∀の世界へ戻っていきます。

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静穏としながらも爽やかな「Silent prayer」
弦楽器の豊かな音色にFlソロが寄り添い、グロッケンやシンバルがキラキラとした輝きを放ちます。
弦の細やかなピッツィカートはハープのように優美。管楽器が加わると更にふくやかで、心に染み入る演奏になります。

ここでSax奏者の方が入場、指揮台の隣に立って演奏されるは「Moon flower」
ピアノとのアンサンブルですが、これがどちらの奏者さんもとっても情感豊かで、ふおぉってなります(*゚∀゚*)
Sax、高音もすごく伸びやかでまろやか、旋律の良さも相俟って心が持ってかれるよう。
そのメロディをFlが引き継いでTutti、ゆるやかに広がっていきます。ラストは再びSaxとピアノのアンサンブルでしっとりと締め。


MCさんのターン。Saxソロの檜垣さんの紹介の後、本作の主人公・ロラン役、ぱくろみさんの話へ。
ステージ上では合唱パートが入場。Saxさんはオケに混ざり、捌けていたブラス隊も帰還しました。
その間、MCさんが子安(ギム)のマネしたり、ハリーのセリフ言ったりして笑いを取ってるのが、似てるというか飛ばしてるというか、今日イチ生き生きして輝いてました。笑

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「Heavy Duty」。不穏なティンパニと、ブラス隊の気迫ある演奏から始まります。
脅威を感じさせるようなVnの不協和音、Perc.も入れば更にラスボス前感がつえぇぇぇーー!!(・∀・;)
徐々に迫るような曲調に合わせた中鉢さんの指揮も、この曲調なのに、バレエをしているかのように本当に流麗!
腕の振りのしなやかさ、美しさは女性ならではだなと感じました。

一度指揮者が捌けて、地明かりが残る仄暗いステージ。
その中、鳴り響くバスドラムと武骨な声だけのシンプルな楽曲、「旧約の語るところ」
合唱パート大活躍の一曲なんですけど、管楽器パートも皆立って歌ってるんだよ…!Σ(*´Д`*)
どの他パートがどうだったか暗くて良く分からなかったんですが、ステージ一丸で攻めてくる、淡々としながらもエネルギッシュな感じに痺れます…!


痺れてるところに指揮者さんが戻ってきて、即タクトを振り上げ始まるのが「Final shore~おお,再臨ありやと」!わー!わーー!!冒頭から攻めるーー!ヽ(´▽`)/

力いっぱいの合唱とオケが一塊となって客席に向かってくる中、スピード感満載で駆け抜けるマリンバ、緊迫感を濃くする強いチューブラーベル、とにかく最初からクライマックス。
全ての楽器がノって演奏してる感がありました。
合唱の裏でSaxとFgが駆け上がっていくのも格好良いし、高まるコーラスと弦楽器、終末を告げるような鐘の音も手に汗握ります。

後半、Tpによる「軍靴の記憶」部分。中~低弦の旋律が薄く包みこむ空気はとても厳か。
ラストは2つのTpの音色が絡み合って、荒れ狂った後の大地に薄明を迎えます。


MCさん登場。「次でいよいよ最後になります」と言うと、ロランの名セリフを心を込めて。
「みんな、地球ってとってもいいところだぞ。早く戻ってこい」
第1話でのロランの名セリフ、この裏で流れていたのが奥井亜紀さんの歌う日本語詞の『月の繭』
この原曲であり、最終回に使用された謎言語ver.が、Gabriela Robin(=菅野女史)の歌う「Moon」なのです。

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解説の後、「本日はご来場頂き誠にありがとうございました」と締めるMCさん。

ふわりとした、それでいて尊いタッチのピアノから始まる「End title ノスタルジーナ」
数聞いたことあるわけじゃないけど、まるで菅野さんのピアノのようで泣きました。

弦楽器が優しく重なってウィンドチャイムが空気を揺らす。それをまた中鉢さんが、楽器と奏者さんと会話しながら指揮してるのが本当にもう…(´;ω;)
左手で抑えてから音の波を操り、心に温かな光を放つ柔和な指揮。
そしてPerc.大乱舞になる『バーバリアン』部分でのキュートなタクト捌き、まとめて可愛くて涙出る!!!(*´;д;`)

Tpが活躍する勇ましい『軍靴~』から、弦がゆっくりと眠りへいざなう終盤へ。イントロと同じように、ピアノが柔らかく締め括ります。
…「End title ノスタルジーナ」大好きなんだよ!!!!。・゚・(*ノД`*)・゚・。


「Moon」
イントロは木管のロングトーンからピアノ伴奏、女声コーラス。シンプルな組み合わせが神秘的なハーモニーを生み出します。
男声コーラスとVla、Vcが加わり、温かい音色が厚みを増す。
サビは弦楽器すべてでの演奏になるけれど、Vcはピッツィカートでの演奏だったり、本来不在の男声が加わることで不思議な美しさがあったり、ちょっとしたアクセントも絶妙でした。

中間部は大きな太鼓の皮みたいの+ピアノ+コーラス+バスドラムで、演奏に更なる生命感が溢れます。皮みたいの、あれ何て楽器だったんだろうなぁ…。
そしてこのクライマックスにあっても見飽きることのない、Cb御三方の手付きがたまらない…(*´v`*)

整然とした綺麗なスネアドラムをベースにして、圧倒的な満月のように力を湛え、広がっていくオーケストラ。
そこから、月の光のように繊細に伸びていく弦と声で、美しいまま「moon」の、ターン∀の世界は幕を下ろします。

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2時間弱の『菅野音楽の世界』でした。最近長めの演奏会への参戦が多かったので、正直すごくあっという間に感じました(*´∀`)
万雷の拍手の中、指揮者の中鉢さんが入場して各パート紹介。指揮者とコンミスさんに花束贈呈の後、MCさんが登場します。

アンコールの御礼を述べて、「一年後、『エスカフローネ』をメインにした第3回演奏会を行う予定です!」と発表すると、ざわつく会場!
今回ひとっつもやらないと思ったんだよなー!(※ロビコン以外)


というワケで、【アンコール】「花は咲く」(2012)。
パンフレットの中に、歌詞と、「ご存知の方は是非一緒に歌ってください」というメッセージが印刷されたペーパーが挟まっていました。
だからやるんだろうなぁと思っていたけど、ここで…アンコールで… …

ピアノと木管による優しい冒頭から。ステージ上の合唱隊のみならず、MCさんも一緒に歌ってます。いい声でした。
東北人に「花は咲く」はいけません。いけません……ずっとボロッボロ泣いてたので、これ以降のことは良く分かりません。
でも改めて、いろんな想いが込められたすごく素敵な曲なんだなと、菅野さんらしい音にくるまれながら、心から思っていました。

色んなジャンルを書かれる菅野さんですが、こういう曲は本当に浄化作用がありますな。
テレビやCDで聞くだけでなく、想いの詰まった合奏、声、たくさんの音に包み込まれて始めて味わう感覚ってあるんだなぁと、まだまだ泣きながら、そう感じておりました。

岩井さんの詞が感情を揺さぶるのはもちのろんですが、こういう、奇をてらわない楽曲の菅野節の方が、心を抉ったり琴線をジャカジャカ鳴らしたりするんじゃないかと、そんな気がします。この場で聞けて本当に良かった。

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15:30終演。
時間的にはあっという間でしたが、バラエティ豊かな菅野楽曲の良いところをギュッと盛り込んだ構成もスマートだったし、奏者さんたちの菅野楽曲への熱や演奏のクオリティも高くて、すごく満足度の高いコンサートでした。

何の演奏会でもそうですけど、ゲームやアニメの中の音楽をそのままに取り出して、楽器や声で再現+表現してくれるというのは、ただ聴く側からするととっても有難いことです。

今回のKオケさんも、譜面を作るところから始まり、原曲に近付けつつKオケ向けの、Kオケにしか出せない音にしていく、という作業(練習)を時間を掛けながらやってくださったんだろうなぁ、というのが切実に伝わる演奏でした。

敬愛する菅野さんの楽曲を演奏してくれるコンサート、その初体験がKオケさんで本当に良かったです(*´ω`*)

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当日のチケット。オレンジとブラックの配色がインパクトあってオサレ。

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会場の入り口にあった立て看板。

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A4/4P(A3二つ折り)のパンフレット。
これもチケットとお揃いのオレンジとブラックがカワイイ。


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見開き。団長さんのご挨拶・曲紹介・指揮の中鉢さんの紹介。
この裏はメンバー一覧になってました。シンプルイズベストでものすごい見やすかったです。


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というワケで、公演があった11月から余裕で4ケ月経ってからの感想でどうなってんだっていう感じでして…(:3_ヽ)_
それでも、菅野さんの素晴らしい楽曲の数々を、愛と熱意たっぷりの演奏で堪能出来た幸福感は、未だしっかり残っております!ヽ(・∀・)ノ

Kオケさんのサイトでは、今回の第二回演奏会より
「中国~ending」・「アクエリア舞う空」・「Final Shore ~おお、再臨ありやと」
の3曲メドレーが動画視聴(音源のみ)出来るようになってますので、是非是非聴いてみて頂きたいです!
サウンドonlyなので、中鉢さんの指揮などは観られないのが残念ですが!(・ω・;)

◆菅野よう子楽曲演奏団体 Thanks!K (Kオケさんのサイトに飛びます)

そして次回、第三回公演は2015年11月28日・神奈川県立音楽堂にて!
メインとなるエスカフローネ以外にも、演奏予定楽曲がちょちょっと発表されていますので、菅野さん好きの方は足を運んで頂きたいです…!ヽ(*´∇`*)ノ


アンケートに「演奏して欲しい菅野楽曲リクエスト」みたいなのがあったんですけど、挙げても挙げても切りがないんですよこれが!Σ(´ω`ノ)ノ
しかも、友達と一緒にアレとか~コレとか~って考えてたんだけど、意外に楽曲が被らなかったりするのです。
それだけ菅野楽曲の数は膨大で、人によって思い入れも異なるってことですよね。曲や、作品とか、思い出とか。
私はやってほしい曲を列挙するだけで結構満足した(*´ω`)=3

その中から、これぞという楽曲を選りすぐって、演奏できる形にしていくのはとても大変なことだと思うのですが、またKオケ皆さんの想いがギュッと詰まった菅野楽曲が聴けるのを、心から楽しみにしております!

改めて、指揮の中鉢さん始め奏者の皆々さま、スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした!
そして、素晴らしい演奏を有難うございました!ヽ(*´▽`)/


終演から4ケ月も経ってからの感想で恐縮ですが、
それをアップできるのが今日という日であることに、ささやかな感謝と祈りを込めて。



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