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2013'10.07.Mon

TMM外伝・ラスボス祭りにて戦いを挑むの段

暑がりには辛い酷暑が去り、待っていたのは心地良い秋風の吹く長月。
しかし九月は台風の被害が一番顕著な季節。しかも今回参戦するTMMには、その嵐を引き寄せる雨風使いが多数在籍するという………

…奇跡にもめでたく台風一過で、清清しい秋晴れの下!
9/29に開催された『THE MUSIC MAGES外伝』、行って来ましたー!ヽ(*´∀`)ノ

130929tmm_1.jpg

最早説明不要でしょうが、「THE MUSIC MAGES」・以下TMMさんは、「FINAL FANTASY×植松伸夫」に特化して、その楽曲をエレクトーン(+電子ピアノ)だけで演奏するというゲーム音楽演奏団体さん。
今までも地方での公演や渋谷での2DAYS公演など、観客と距離の近い公演を重ねて人気を集めてこられたのですが、いよいよキャパが追い付かなくなってきたため、少し広めの1,000弱という箱にステージを移して、今回の開催と相成ったそうです。

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とはいえ私はTMMさんの演奏会に行くのもこれが初めてだし、生でエレクトーンの演奏を聴くのも先日のピアノレストランに続いてまだ2回目…
エレクトーン初心者ですが、今回は特に会場が家から1時間掛からないっていう好条件もあって、迷わずWEB予約ズザーッしてきました!─=≡Σ((( つ`・ω・´)つ

会場のエポックなかはらホール(市福祉総合センター)は、駅から直結で1分掛からないという好アクセス。
…にもかかわらず遠回りして入場待機列の先頭に出てしまう私…完全に出鼻を挫かれとる…!!

そんなワケで既に多数の人が並ぶ「ラスボス祭り」、今回も安定のスクロールバーの短さです!!
つづきは以下から~♪(*´ω`)ノ
 
│THE MUSIC MAGES 外伝
│2013/9/29(sun) 14:30start @エポックなかはらホール
|Guest:Chor Crystal Mana and 谷岡久美

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【開演前コンサート】
・眠らない街 トレノ(FF9/Piano Collections)
・永遠の豊穣 Eternal Harvest(FF9/Piano Collections)
・Kids Run Through The City Corner(FF6/Piano Collections)
・幻獣を守れ!(FF6/PIANO OPERA)

【第1部】
・潮風の集う街~リムサ・ロミンサのテーマ~(FF14)
・Awakening(FF11)
・決戦(FF10)
・最後の闘い(FF9)
・The Extreme(FF8)
・片翼の天使(再臨)(FF7)

【第2部】
・FF3メドレー
 (ジンの呪い~小人の村トーザス~古代人の村)
・FF5メドレー
 (呪いの地~古代図書館~ムジカ・マキーナ)
・FF9メドレー
 (月なきみそらの道化師たち~モーグリのテーマ~振りカエルと奴がいる)
・FF6メドレー
 (魔列車~スラム・シャッフル~ジョニー・C・バッド)

【第3部】
・妖星乱舞(FF6)
・光を求めて~最後の戦い(FF5)
・巨人のダンジョン~最後の闘い(FF4)
・闇のクリスタル~最後の死闘(FF3)
・戦闘シーン2(FF2)
・カオス神殿~ラストバトル(FF1)

【アンコール】
・シーモアバトル(FF10/THE BLACK MAGES ver.)
・デッドミュージックメドレー
 (Black Out(FF11)~ゲームオーバー(FF10)~ゲームオーバー(FF9)
 ~The Loser(FF8) ~つづきから(FF7)~レスト・イン・ピース(FF6)
 ~レクイエム(FF5)~哀しみのテーマ(FF4) ~レクイエム(FF3)
 ~デッドミュージック(FF2)~デッドミュージック(FF1))



今回は「満員御礼」ということで、我々が入場した時には席を選べないくらいの混雑っぷりでした(整理券番号結構前だったんだけどな…?(・ω・))。
前の方に着席してしばらくすると始まったのが、お出迎えの『眠らない街 トレノ』
ステージ上には、エレクトーン・電子ピアノ・エレクトーンの3台が並んでいて、真ん中の電子ピアノ(グラビノーバ!)での演奏でした。
続いて奏者が入れ替わっての力強い『永遠の豊穣』、前2曲とはガラリと雰囲気を変える『Kids Run Through The City Corner』。『街角の子供達』好きだから嬉しかったなぁ。
最後は再び、元気で激しい勝ち曲『幻獣を守れ!』。Piano Collections(PIANO OPERA)の楽曲だったので、力みすぎずサラッと聴くことが出来ました。しかし開演前からお腹いっぱいです…(*´∀`)

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【第1部】、1曲目はFF14:『潮風の集う街~リムサ・ロミンサのテーマ~』
「FF14のテーマ」的扱いをされているらしい、広がりのある勇壮なこの曲が公演のオープニングテーマです。

演奏するのは女性の奏者さん3人。代表と副代表2名の三闘神ですね。
「三闘神」というアシュラマン的呼称とは裏腹に、今回の女性陣の装いはシック且つ華やか。
ブラックのワンピースやチュニックに、ニーハイや黒ストッキング等、『黒』で統一され、胸元には青や紫のお花のコサージュが付いていました。(この違いの理由が分からなかった…!(ノω<;))

躍動的な鍵盤の演奏に合わせて、シフォンが揺れたりシースルーに透ける腕が艶かしく見えたりもするのが、高貴でありながらちょっと色気も感じてステキでした。
「これは…『MUSIC MAGES』だから、『黒魔導士』をイメージしているのかな…?(*´ω`*)」と思っていたのですが、まさかあんなことになるなんて。あ、男性は白シャツに黒ベストで普通でした。格差。

ステージ上に楽器が3台しか乗っていないため、後ろのホリゾント(スクリーン)がとかく映えます。蒼一面に染められたスクリーンに白い雲が薄く流れ、中央に現れたのが「THE MUSIC MAGES 外伝」の文字。このコンサート、ゲーム音楽に対するTMMさんの想いも言葉にして綴られていました。そしてゲームのオープニングのようにメンバーの名前が続きます。
しかしプログラムによると、この曲が「最初で最後の爽やか楽曲」なのだとか…お、おう…。

オープニングが終わると、今回のナビゲーター(司会)・斎藤さんが現れて改めてのご挨拶。
今回の演奏会が設立7周年記念の開催になることなども織り交ぜて、「さて、爽やかな楽曲はこの曲で終わりです」と笑いを誘いつつ、エレクトーン2台で奏でる2曲目のFF11:『Awakening』へ。
力強いベース音が響き渡る重厚なラスボス(的な存在)曲。緊張感の続く緩急ある曲にキラキラと高音の星が降り、それに合わせてスクリーンの色がターコイズ~トパーズ~スカーレットと、暁のように明けていくのがたまらんです。

後述しますが、開場前にリハ中の写真がついったに上がっていて、その時点で既に3台の鍵盤楽器は客席側を向いていたんです。奏者がお尻をこちらに向ける格好ですな。
「演奏している手元足元を観客に見せる」ための演出だと思います。ただこれも位置によりけりで、私の席からは足元は殆ど見られなかったし、手元もやっと見られるような状態でした。(このキャパでは全員が全員ってことは有り得ないので仕方ないと思いますが)
そんな中、奏者さんの背中はばっちり見えるワケです。この終末に向けて高まっていく『Awakening』での背中で語る「情念」、素晴らしかったなぁ。2曲目にして「こういう見方があるんだ!」と知ることが出来ました。

ラスボス(的な存在)が目覚め、続くはFF10:『決戦』。浜渦曲ですよー!ヽ(・∀・ )ノ
今回の「TMM外伝」は、再演プログラムを中心としたラスボス曲をメインにしている所謂「ラスボス祭り」ですが、この『決戦』は今回が初演だそうです。難曲故の「満を持して」でしょうか。
他の「デデデデ」イメージが強いボス曲と違い、美しい・速い・ピアノ!と三拍子(変拍子とも言う…)揃った流石の浜渦曲。
拍を取るのが難しい上にこの浜渦コード進行。空中分解するどころか、曲が進むごとにしっかりと絡まっていくピアノの和音とエレクトーンの伴奏が見事でした。異質な二つの音が、最後にはきちんと融けていく。緊張から解放へ変わる空間が心地良かったです。

張り詰めた美しさから一転、おぞましいイントロから始まるFF9:『最後の闘い』は、男性2人による演奏。
真紅のスクリーンをバックに、呻き声の入るおどろおどろしい序盤。再現された亡者のような呻き声は、コーラス音を不協和音で奏で、ピッチ操作をしているんだそうです(パンフ参照)。
動きの激しいベースラインは打ち込みなのかな?と思いきや手で演奏していたり、かと思いきや足も動いていたりと忙しそうでした。
\コッカ☆コーラ/ と脳内で何度も打っていたのは私だけではあるまい。

エレクトーン×2・ピアノのフル編成で演奏されるFF8:『The Extreme』からは混声4部のコーラス付き。テナーの方だけCCM(Chor Crystal Mana)さんで、アルト・バスはCCMと兼任のTMMメンバーによるコーラスでした。ソプラノはまさかの堀越代表Σ(*´・ω・)

「静と動」の使い分けが印象的な『The Extreme』、スクリーンにアルティミシアのあの泣きの台詞が映し出され、アルトさんの独唱から入りエレクトーンに繋がります。そこに不安を煽るピアノが重なって、動の「デデデデデデデデ」へ…!!これは飛びたいヤツじゃないか…!!!
疾走感を表現する打ち込みのドラムに合わせるのは大変でしょうに、伸びるテナーの歌声に下から支えるバス、男声がとにかく格好良かった!ヽ(*´∀`)ノ
4つの声がしっかりと束になって3つの鍵盤の上に乗り、7つの音になっているのがとにかく荘厳でした。

スクリーンが明るい絶望を絵に描いたような、雲間から光差す・薄明光線の写真に変わります。
これをバックに演奏されるのが、引き続きコーラスを率いてのFF7:『片翼の天使』(再臨)
聞き慣れた片翼ですが、中盤「Veni, Veni, Venias...」からの男声と鍵盤のハーモニーが、生ならではの盛り上がりを感じられて良かったです。

曲中スクリーンに映し出される文字、他のラスボスは登場時の台詞だったりするのに、何故セフィロスだけ技名なのかwwと苦笑しているうちにそのスクリーンが赤く染まり、打ち込みのドラムがロック調に…「再臨」だー!!ヽ(・∀・ )ノ
どっしりとした片翼の曲調に荒々しさと格好良さを添えるロック要素、更に重なる男声がやっぱり格好良かったです(*´ω`*)

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15分の休憩を挟んで【第2部】
司会の斎藤さんが現れ、今回の舞台配置について、「奏者が背中向けててゴメンね!でも手元足元を見せたいからだよ!」的な説明を改めてしてくれました。
でも特に今に始まったことじゃなくて、これまでの演奏会でも側面~背面を客席に向けて演奏されてたんですね。
ただ、今回のようにキャパが大きくなって、私のように初めてキター!って人も多いでしょうから、説明があったのは有難かったです。

濃厚なボス祭りの【第1部】とは一転して、FFの隠れ名曲を集めた別名「地味メドレー」。これもTMMさんの演奏会ではお馴染みの地味タイムで、楽しみにされてる方も多いんですね。
なんて言うか、とても「次のラスボス祭りまでの息抜きタイム」とは言い難い曲のセレクト…!
パンフレットでは曲目当てのクイズ形式(きちんと巻末に正解付き)になっていました(*´∇`*)

「奏者の弾きたい曲詰め合わせメドレー」(パンフ抜粋)の『FF3メドレー』は、妖しい雰囲気満載の「ジンの呪い」から。爪弾く弦や鉄琴のような、妖しさを助長する音が再現されていました。
かと思えば、陽気な「小人の村トーザス」では木琴のような温かみのあるポンポンした音、アコーディオン?鍵盤ハーモニカ?風の親しみのある音が軽快な曲を紡ぎます。
FF3街曲一番の癒し系「古代人の村」は、オルゴールよりも少し丸みのある音で完全安眠タイムに突入。
「弾きたい曲詰め合わせ」とは言うものの、たった2人の奏者で代わる代わる音を変え、パキッと空気を変えていくのはエレクトーンならではで、地味メドレーの導入として面白かったです(*´∀`)

明るい曲が一つもない『FF5メドレー』こと「ホラーメドレー」。しかしその筋の人には一番のご馳走なのがこの5メドレーではないでしょうか!ヽ(´∇`)/
ピアノレストランで聞いたときも「ヒューゥ!(*ノ´∀`)ノ」ってなった「呪いの地」。タムタムの「ッダッダ、ダッダ」という気だるいリズムの上をストリングスが凪いでいるのがステキ。
少し硬い音色の主旋律に、ギロや「カッカッ」の打楽器が手動で加わる「古代図書館」。中盤そこから柔らかい音色でグワッと広がるのがたまんないんですけど、すぐ終わっちゃうんですよねー(´・3・)
そして、始め「ウィーンウィーン」感が足りないなぁと思った「ムジカ・マキーナ」。この控えめな感じが『Dear Friends』準拠なんですね。「ピッチベンドをフルに使い~」とパンフにありましたが、とにかく演奏するのが大変そうでした。
ところでこのメドレー中もスクリーンに文字が表示されるんですが、FF5だけ白文字に赤い縁取りですげー怖かった!すげー怖かった!!(2回)

「ヌケ感」ある曲をピックアップしたそうな『FF9メドレー』はフルの3人体制。
ホンキートンクピアノの音が印象的な「月なきみそらの道化師たち」。ベースはエレクトーンで、シンプルながらもしっかり再現してくれます。2周目に入る時のチェンバロっぽいアルペジオがステキだった(*´∀`)
からの、カウントインからすぐ入るキュートな「モーグリのテーマ」、やたらマンボ色の濃いミニゲーム曲「振りカエルと奴がいる」。実際に吹いているかのようなうねるサックスの音が出てるのすごかった!あんな音出るんだ!と興奮しました。
最後はスピードアップしたところに「モーグリのテーマ」を可愛らしく忍ばせて、『クポッ』と鳴き声で〆!予想外の締めに、会場からは思わず笑いが漏れます(*`艸´)

地味メドレーラストは、2012年の再演プログラム『FF6メドレー』。ここまで、明・鬱・楽・渋っていう構成もたまんないですね!(ノ´∀`*)
列車の「タタンタタン…」というイントロから始まる「魔列車」。原曲のままでは暗くなりすぎるということで、ジャズワルツアレンジを施した編曲になっていました。
ジャジィな打ち込みのドラムがリードしてジャズで行くのかと思ったら、可愛らしい音も混ざって少し大人の雰囲気に。途中ケフカのテーマが顔を覗かせたりと、遊び心がたくさん詰め込まれた遊園地のアトラクションみたいな魔列車でした。
ゾゾを象徴する雨の音から始まる「スラム・シャッフル」は、うっとりしてるうちにすぐ終わっちゃった!Σ(・∀・)
「地味メドレー」の締めは、奏者から手拍子を煽る「ジョニー・C・バッド」!しかし『地味』の欠片も感じさせない煌びやかなスウィングジャズでした!
(でもコレの完全版、すっごいのピアノレストランで聞いちゃってるからなぁ…!(´・ω・))

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再び15分の休憩を挟んで【第3部】
ステージ上に現れたるは、エレクトーンに女性2人…えっまさか…2人でFF6:『妖星乱舞』全楽章いくの!?Σ(;・∀・)

行くようです。植松さんお得意の「静と動」の極みでもある「妖星乱舞」、動のロックを際立たせるために使用している打ち込みドラムが若干強いような気もしました。
しかし、その激しいドラムにきちんと跨れる音の力を持ったエレクトーン!そんな「第一楽章」
整然とした「第二楽章」の次は、教会音楽のような「第三楽章」。原曲通りのパイプオルガンな音色がホールいっぱいに響き、敬虔な空間を作り出します。
ただ、せっかくお一人での演奏なのでもっと情感を込めても良かったのに…と感じてしまったのは私の好みの問題でしょうか(´・ω・)
スクリーンが赤紫から真っ赤に変わりドラムインの「第四楽章」ペプシマン永遠の闇同様、ケフカの笑い声も随所に入っていました。後半4/4~のゆったりした間奏部では、FFメインテーマが入るアレンジ付き。
しかし振り返って考えてみても、この大曲を荒ぶる打ち込みドラムに合わせて(特に第四楽章)2人だけで演奏するのはスゴイ!ヽ(´∇`)/
奏者さんの演奏力も勿論ですが、「一人でオーケストラを奏でられる」らしい、エレクトーンという万能楽器の成せる業ですね…!!

小休止、司会さんが登場し祝電のコーナー。
「第1部と第3部がラストバトル祭と伺っております。全てのボスを蹴散らし、勝利のファンファーレを鳴らして下さい」
…祝電にフラグ仕込んでくるなんて何と言う…!!というか最近、各ゲ音団体さんからの祝電も、若干ネタ合戦になってきてないですか?(・∀・)

そんな祝電紹介が終わり、司会さんから改めて「HPは残っていますかー!瀕死の方はそのまま挑んでください!」というコメント。…きちく!!
しかしこれも今考えれば、フラグの一本にしか過ぎなかったのです… …

女性2人のエレクトーンによるFF5:『光を求めて~最後の戦い』
ラスダン曲である勇壮な「光を求めて」は、とにかく格好良い人気曲です。私も大好き。
一方ネオ・エクスデス戦「最後の戦い」は、全てを「無」に返すような放射状のイメージ映像がスクリーンに流れる中での演奏でした。ラスト付近のアレンジが格好良かった(*´∀`)

FF4は男性2人+代表のピアノ。プログラムによると「おっさん☆アンサンブル」だろうで…(・ω・)
たくさんアレンジが施されつつも、勇ましい緊迫感が残る『巨人のダンジョン』。これもある意味地味曲の括りな気が…。あまり生で聴く機会のない曲なので嬉しいです(*´ω`*)
少し硬めの音の主旋律の裏、原曲通りのピアノのアルペジオが美しかったです。ダンジョン曲オンリーとか聴きたいなぁ( 。-ω-)
からの『最後の闘い』。どちらかと言うとエレクトーンはそえるだけ…の、暴れるピアノメインでした。これは美味しい。
サビ前の「ミーレード#ーレー」でチャイム(鐘)の音が効果的に加えられていたり、かなり好きなアレンジでした(*´艸`*)

男女1人ずつがエレクトーンに着席してのFF3:『闇のクリスタル』は、ぽわんぽわんしたストリングスでのイントロ。かと思えば、ドラムに力強い音色が加わり、オルガンのような音が激しさを導き疾走感を増す!そこにFFベースが入ってそのまま繋ぐ『最後の死闘』!!
イントロの不気味な高揚感もDS版アレンジの感じですな!!闇クリからの疾走感は更に増し、ハイスピードの中粛々と荒ぶる女性奏者の高速アルペジオ!!かと思えば、中盤の「ピュルン!ピュルン!」(DSver.のあの音)という、風を切り裂くようなすんげぇ魔法発動する前みたいなあの音!
遠目の私の席からも見える、手首のスナップを利かせ逆手にして鍵盤を鳴らすっていう、見たことない奏法に超痺れました!!(*´∇`*)


5/4/3とラストバトルをキメて、再び司会の斎藤さんの登場。
「ここからは認知度が低いかもしれないので…」と、作品解説も交えて曲紹介をしてくれます。

『「パンデモニウム城」のフレーズを入れ、皇帝のねちねち感を表現した』らしい、FF2:『戦闘シーン2』は、女性2人がエレクトーンを演奏。
派手さはないけど、しっかり組み立てられた荘厳さがやっぱりカッコイイ!!一周目~城のモチーフ~二周目には効果音が入っていたり、終盤不協和音気味で下りてくるとこに鐘の音が入ってからの熱くなる展開だったり、地味目なFF2のイメージを払拭する高貴熱な編曲+演奏でした!
私このポニテのお姉さんの演奏一番好きだな~(お名前心当たりあるけど恥ずかしいから言わない…(/ω\*))

余談ですが、このラスボスのターンで熱いのはラスボスさん達の名台詞がスクリーンに流れるところ。著作権の関係上、ゲーム映像こそ流れませんが、

【すべての記憶 すべての存在 すべての次元を消し
そして私も消えよう 永遠に!】

【命…夢…希望…どこからきてどこへいく? 
そんなものは…この私が破壊する!】


とか、各イントロに台詞が被るだけでも、その名シーンやプレイ中手に汗握った記憶が脳内に蘇るってもんです。
しかしこの、口上より断末魔の方があまりにも有名な皇帝様、【ウボァー】が4度もスクリーンに映し出されるという、斜め上の辱めを受けてらっしゃいました…合掌。

11から遡ってラストバトルのラスト、FF1:『カオス神殿~ラストバトル』は、女性3人によるフル鍵盤です。
プログラムによると、「ガーランド失恋ソング」として編曲されたそうな『カオスの神殿』。編曲具合は、高揚感のあるFC版と神秘的なPS版のいいとこどりな感じでした。
音が重なり広がって増していくことで、侘しいけれど勇ましい、失恋から一瞬立ち直ろうと踏ん張るガーランドの前向きな一面が見え…いや、いつまでもなよっているガーランドを殴りに行こうかー的な光の戦士たちの奮起なのか…と迷う観客の気持ちを取りにくい拍子に認めて、そのまま『ラストバトル』へ。
FF1の最終決戦曲は、後発にも類を見ない珍しい3拍子バトル曲。激しすぎない緩急が拍の取りにくさを助長する中、ストリングスやオルガン、淡々と煌めくピアノのアルペジオが解けたりまとまったりするのがとても心地良かったです。

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怒涛のラストバトル祭、第3部が幕を下ろしアンコール…かと思いきや、ステージに現れたのはTMM代表の堀越さん。
ご挨拶の後、楽団運営のお財布事情とかお財布事情とか、「TMMは在籍人数が少ないので、新しいことをやろうとすると個人に負担がかかってしまうんです」的なお財布事情とか、そんな中でも今回この大きな会場を選んで演奏会を開催するに至った経緯を話して下さいました。

今までのコンサート会場であった「エレクトーンシティ渋谷」は、ヤマハの管轄であり名前の通りエレクトーンのための施設なので、運搬などが必要なかったと。しかし外部に出るとなれば当然、この超重量級のエレクトーン達を運搬する労力を考えなくてはなりません。
今まではキャパも丁度良くて観客との距離も近かったけれど、大きめの箱に移ればそれまでのアットホーム感に支障が出るのでは?という不安もある。でも心配要りません!と仰る代表のトークは、今までの約5倍のキャパシティの会場でのトークとは思えないくらい、堂々としていて且つとてもアットホームでした。

それからゲストとして呼び込まれたのが、第1部FF11:『Awakening』の作曲者である谷岡久美さん!Σヽ(*´∀`)ノ
休憩中、ミサさんとお話されてると思ったんだよなー!(席が近かった)
谷岡さん初めて拝見しましたが、一見したらゲ音の作曲者さんとは思えない、金髪のショートカットにジーンズというサバッとしたスタイルで、アパレルの店員さんみたいでした(*´∀`)

まずはFF11の話題で盛り上がり、この11に学生時代を費やした廃人だそうな、TMMの男性奏者さん(I永さん/プレイ時間3000時間)が登場。
自称「廃人レベルとしては中の下くらい」とはいえ流石3000時間の猛者、谷岡さんを前にガッチガチに緊張しながらも、分かりやすくゲームの四方山話やネタ話などを披露・谷岡さんと掛け合いトークしてくれました。
谷岡さんの「…自分、たまに、じゃなくて結構ログインしてるな?」ってツッコミが超可愛かった!(*´艸`)

また、フランクなオーラで会話する谷岡さんとミサさんの馴れ初め話や、11月に開催・出演される『ピアノレストラン 2ndConcert』の告知などをされていました(*´ω`*)

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真ん中の谷岡さんネコがきゃわわ!ヾ(o´∀`o)ノ

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「どこのコンサートにでも、意図的にご用意されている『アレ』を…」という、代表のストレートな進行で続くのが【アンコール】

アンコール1曲目、女性2人のエレクトーンによるFF10:『シーモアバトル』は、音が流麗に上下するnot王道の人気バトル曲。
今回通して見ていて思ったのは、こういう腕や指があっちゃこっちゃ行きそうな曲を、身体全体でダイナミックに弾く人もいれば、身体は殆ど動かさず指先だけでたおやかに弾く人もいるんだなぁということ。私の席から見えたシーモアの奏者さんは後者でした。
短時間の間に、何人もの鍵盤奏者の演奏を聴く機会ってすごく稀ですもんね。しかも比較できるほどの人数が代わる代わる演奏してくれることってないので、「あーそっか!」って違いを楽しめるのに気付いた時はちょっと感激しました(*´ω`*)


全ての奏者が入れ代わり立ち代わりリレー&メドレー形式で演奏する、アンコール2曲目。
まずは暗いステージに男女一人ずつエレクトーンに座り、始まったのが重々しいイントロのダークな曲。
続いて人が入れ代わり、チェンバロ風の音色で奏でるやっぱり侘しげな一曲。
3曲目、同じくピアノで綺麗だけれど物悲しい旋律を奏で、そのままプレリュードに… …まさか!?
4曲目は、広がりあるストリングスが物憂げな序盤、からの短音プレリュードが更に切ない…そう!レクイエムを まとめてきた!!!Σ(・∀・)

11と10は未プレイなので気付かなかった、9と8は殆ど死んでないけどサントラ聴いてるから知ってる…
11~1へと遡ってラストバトルを繰り広げたように、ゲームオーバーも遡ってお届けするというまさかの締め!!ヽ(´∇`)/

7のゲームオーバー曲FF7:『つづきから』は、ピアノ×エレクトーンで。悲愴というより優しい一曲。
イベントでも流れるFF6:『レスト・イン・ピース』は3人で。短い時間の中に美しさと盛り上がりを兼ね備えたストーリーのある一曲。
「弦楽セレナード」っぽい、男性独奏のFF5:『レクイエム』は小さい修道院での賛美歌伴奏のよう。
ピアノ一本のFF4:『哀しみのテーマ』は、他のゲームオーバー曲とは存在が異質で聴いていてゾクゾクしました。哀しすぎる!!笑
ハモンドオルガンのような音色で哀悼を濃くするFF3:『レクイエム』は優しいカッコイイ。
悼むというよりは哀愁を纏いすぎてるFF2:『デッドミュージック』は、原曲通りギターのような音が入ります。

そしてラスト、FF1:『デッドミュージック』。ピアノのイントロで始まり、同じメロディを何度も繰り返します。両側からエレクトーンが加わって何故か壮大なオーケストラ風に…
後ろのスクリーンには『To be continued.』の文字…もうワケが分からないよ…!!
これでもかというくらいに全滅へと叩き落す壮大なアレンジの後は、心清らかになるプレリュード。…お疲れさまでした。

この『デッドミュージックメドレー』、「ラスボス祭」からの「勝利(ファンファーレ)メドレー」ではなく「全滅メドレー」という、公演開始からの壮大な仕込みと構成に思わず感心してしまいました。
結局、一番最初に「黒魔導士さんたちなのかな?(*´ω`*)」ってウフフした純真な心が、こういう形(※喪服)で裏切られるなんて!!ww
一番プレイして一番死んでる4/5/6あたりは、聴いただけで「死んだ!はい死んだよ!!」って気持ちになります。ただ、全滅辛いし聴いていたくないからすぐスキップしてしまうので、こうやって強制的にじっくり聞かせられるのは色々発見があり、しんみりもして面白かったです(*´∀`)w


引き続き流れているこの『プレリュード』の後ろ、スクリーンには、TMMメンバー・運営スタッフ・当日のボランティアスタッフの名前が流れていきます。
\ババーン/と名前の出ていた、FF14時のオープニングと対になって、静かで感動的なエンディングのようでした。まぁ死んで終わってるんですけど(*´∀`)

終演後客電が点き、会場には何故か『クレイジーモーターサイクル』が流れていました。なぜか

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B5/P8のパンフレットは、ラスボス達が待ち受ける異空間のような写真をバックに、曲解説や初演時のアレコレ、編曲のポイントなどがぎっしり。
ご挨拶の他にもエレクトーンの豆知識や、知っておくと次回演奏会が楽しめるネタ解説など読み物が充実していました。


130929tmm_3.jpg
裏表紙のメンバー紹介は、副代表さんが描かれた似顔絵イラストにて。カワイイ(*´ω`)

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ピアノレストランに続き、エレクトーンの生演奏を見るのは今回が2度目だったりします。こんな長く生きてて!マジでマジで!!
「弾いてみた」系の動画では何度も見たことがありますが、「弾いてみた」は撮った一番いい演奏をアップ出来るしなぁ。「ピアノレストラン」では、主旋律というよりも伴奏等での活躍が主だった(ミサさんの)エレクトーン、今回はドラム以外は全てエレクトーンの生演奏ということもあり、音の響き方や演奏スタイル、純粋な「演奏」以外にも色々と楽しむところがありました。

「ピアノレストラン」の時にも強く思いましたが、電子オルガンやシンセサイザーなどの電子楽器は、この年代のゲーム音楽を忠実に再現するのに適している楽器なんだなぁって改めて感じました。
例えばオーケストラで『妖星乱舞』を全楽章やろうと思ったら、色んな楽器奏者を何十人も連れて来て、その何十人もの音を合わせるのに何度も何度も練習して…ってやらなくちゃいけないけど、今回のエレクトーンの場合2人だけで充分成立してしまう。
聴き手が受ける感情がどうとかは置いといて、言葉で想像するより実際に演奏を聴いて、「出来るんだぞ!」というのを肌で感じられたのは大きかったです。

ただ、皆が聞き込んでいるバトル曲やフィールド曲だったりするからこそ、些細なミスタッチや音の違いが違和感に直結してしまうリスクもあるのがちょっと怖いですよね。想像以上に難しい楽器なんだなぁというのも痛感しました。

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自分の話で恐縮ですが、小さい頃ピアノを習っていました。家で弾いていたのはごっついグラビノーバ。今回のTMM外伝では真ん中に鎮座していた鍵盤の先祖です。
ピアノ教室ではアップライトピアノを弾いていました。至って普通の「ピアノを習っている小学生」でした。
ピアノが弾けたので、校歌や式典や合唱祭など、小・中と学校のグランドピアノに触らせてもらってばっかりいました。

ピアノが弾けると、同様に鍵盤の弾ける子にバチバチされたりするんですが、今考えてみてもその中にエレクトーンを弾いていた子っていなかったんです。地域の問題なんでしょうか。
高校生になってようやく「お稽古事がエレクトーンだった」という子達に出会うようになりました。大体が街中の中学校出身の子達だったこともあり、自分の中では「エレクトーン=ハイソサエティな楽器」というイメージが付くようになりました。

だもんで、これまでエレクトーンという楽器に縁がなさ過ぎて、下に見るでも上に見るでもなく『ピアノはアナログな鍵盤で、エレはデジタルな鍵盤』なんでしょ?くらいの認識しかなかったんです。
「エレクトーンは色々できてズルイ、足まで使えるしズルイ」ってワケ分からん刷り込みは昔からずっとありますけど。

が、実際今回の『TMM外伝』での演奏を聴いて、自分が感じたすこしふしぎを調べたり、人様の感想を追っていくうちに「エレクトーン」という楽器の輪郭が少し分かってきました。
一番「へぇ~、そうー!(*´・∀・)」って驚いたのは、ピアノとエレクトーンでは奏法が違うこと。
鍵盤鍵盤って言いましたけど、分類的にはエレクトーンは鍵盤楽器でピアノは打弦楽器なんですよね。なので弾く際のタッチが全然違う。
エレクトーンとピアノの両刀さんから言わせればまた違うのかもしれませんが、「弾き方は全く同じ」という思い込みがあったので、その事を知るきっかけになり、更に誤解を無くせたのは今後のためにもすごく良かったです。

自分としては今回のTMM外伝(と、ピアノレストラン)がエレクトーンの入り口なワケだけど、現役でエレクトーンを弾いているプレイヤーの方、昔弾いてた!って方の来場もきっと多かったはず。
そういう方達からすれば、今回の演奏会で受けた印象ってまた違ったんでしょうな(*´∀`*)

今回は、演奏会中に頂いた感激だけではなくて、終演後のこういう情報や認識も含めてまとめて振り返って、「あーすごかった!」ってお腹いっぱいにさせて頂いた演奏会でした(*´∀`)
確かにエレクトーンは高価で少し扱いにくい楽器なんだろうなと思います。周囲に弾いている人がいなければ触れ合う機会もないから、無意識に敬遠してしまうかもしれない。敬遠まではなくても、高嶺の花だと、知る機会に恵まれないかもしれません。
ついったで代表のミサさんが仰ってましたが、作ってる側の方でエレクトーン人口を増やすための啓蒙活動を活発に行っているわけでもない。
そんな中で、「ゲーム音楽」という特定のジャンルが好きなエレクトーン奏者さん達が集まって演奏会を大々的に開くことってすげーことなんだな、と改めて思いました。

私は弾く側には回れないから、せめてこうやって、エレクトーンでゲーム音楽を演奏することの凄さや素晴らしさを隅っこの方からでも伝えていけたらなぁと思うのでした(*´ω`*)

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帰りはちょっと人数が膨れて、ゲ音好きの皆でごはん。
「明日(9/30)で4starから2年だね~」なんて、2年前に一緒に頑張った人達と今もこうやってお付き合いさせて頂いて、同じ演奏会を聴いて、今後はどうのこうのなんて話が出来ているしあわせこの上ないです!!!!11!!

遠方の会いたかった方にもお会い出来たり、個人的に9月は本当に演奏会ラッシュだったんですけど(その間観劇にも行ってる…)、その締め括りに相応しい楽しい一日になりました。

改めて、THE MUSIC MAGESの皆さん、スタッフの皆さん、ステキな演奏会を有難うございました!
観客だけでなくTMMの皆さんご自身も全滅している様相なのでw、どうぞまだまだお身体労わってください!wヽ(´∇`)/


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某代表の中身

ピアノレストランに続き詳細すぎるレポ
本当にありがとうございます(´;ω;`)嬉←涙腺弱い

言うほどマイナーではないかもですが
「どんな楽器?こんな楽器?」
を認知してもらえてない点では
まだまだマイナー枠を出られません(´・ω・`)

会社もどうにかしてくれるといいんですけどww
せめて共通の「好き」がある方に
「意外にデキちゃうよエレクトーン(・ω・)」が伝わって
一緒にコンサートを楽しんでもらえたら至極!!

まだまだ頑張るかもですのでゼヒまた遊びにいらしてください(*´ω`)

ちなみに演奏中は緊張とか無縁なんですが
MCはガッチガッチに緊張してるんですww
ピアノレストランも口数少なめって言うwww

2013/10/07(月) 22:51:55 | URL | [ 編集]

shiinet

>某代表の中の方(*´∇`*)

改めましてこちらこそ、企画演奏して頂いただけでなく感想までご覧になって頂き、本当に有難うございました!
1ヶ月に2度も同じ方の演奏を聴ける機会ってなかなかないので、その点でもすごく楽しかったです(*´ω`*)

仰る通り、エレクトーン自体は「皆知ってるエレクトーン」だと思うのですが、
実際調べてみて予想以上に知らなかったことが多くてビックリしました。

そんな中でTMMの皆さんが、心身削りながら知るきっかけ・楽しむきっかけを
作って下さってるんだなぁと思い、今すごくじわじわ来ています。

入り口に立ってる程度の私にはまだまだ分からない、エレクトーン奏者さん達の
苦悩や喜びがいろいろあるのだろうな~と思いますが、
今後また演奏会等にお邪魔して、一緒に楽しませて頂きながら
勉強して、こうやって形にしてお返し出来たらなぁと思ってます(*´∇`*)

本当に、情熱のたっぷり詰まった演奏会を有難うございました!


因みに、外伝では男性お2人のMCがガッチガチだったこともあって、
トーク部分緊張しているようには全く見えませんでしたw(*´∀`)
普段を存じ上げないのでアレですが、ピアノレストランも口数少なめで、美味しいところを
さらっていく感じが、紅一点感と裏ボス感を増していて良かったのではないかなぁと思いますw(*´艸`*)

2013/10/08(火) 05:16:04 | URL | [ 編集]

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