2013'03.09.Sat

Re:【「ダンボール戦機」LBXバトルサントラ】

「ダンボール戦機」LBXバトルサントラ「ダンボール戦機」LBXバトルサントラ
(2012/10/17発売 1枚組)
V.A.

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☆4


1. Little Battler eXperience
2. 1ドリーム / リトルブルーボックス 
3. タイトルコール
4. ミソラ商店街
5. 接戦、乱戦
6. イノベーターとの戦い
7. 形勢逆転
8. 父が託した想い
9. 脅威への勇み
10. 秒殺の皇帝
11. Victory~勝利をこの手に~
12. 僕の貯金箱(アニメエンディング Ver) / 前川紘毅 
13. 悪ふざけ
14. ダンボール戦機メインテーマ
15. 以心伝心 / リトルブルーボックス 
16. 憧れの舞台 アルテミス!
17. バトル、やろうぜ!
18. 激突!
19. 未来への決意を胸に
20. 奇妙な声色
21. もえーーー! !
22. Transmission
23. 勝利の律動
24. 企み
25. 崩壊の足音
26. 希望と絶望の狭間で
27. 友情
28. ヒミツキチ(アニメエンディング Ver) / 前川紘毅 
29. Great Future War / リトルブルーボックス 
30. ファイティングポーズ / リトルブルーボックス 
31. 会いに行こう! (ショート Ver) / 前川紘毅 

 ※はアニメ・ゲームのOP/EDテーマのTVサイズ


最初に申し上げておきますと、楽曲だけであれば間違いなく★5です。むしろ5つじゃ足りないレベルの完成度です。
それを-1にした理由と、アルバム詳細については長くなるので以下から!(*´ω`)ノ
 
 
このサントラ(LBXバトルサントラ)については、以前嶺さんのお誕生日回の時にも少し触れました。
『嶺さんお誕生日おめでとうございます!!(●´・∀・)ノシ』(2012/11/17))
被るところもあるかと思いますが、改めてもう一度!(*´∇`*)

アニメ・ゲーム問わず、ダンボール戦機の楽曲を手掛けられているのは近藤嶺さん。
ご存知の方も多いかと思いますが、代表作は、大神を始め、戦国BASARA・ベヨネッタ・二ノ国・FE覚醒など。
荘厳で品がありながらも、心に迫るような展開、緻密なオーケストレーションによって紡がれた音楽に惹き付けられている方は私のみならず、たくさんいらっしゃると思います。

今回は(一応)子供向けアニメの劇伴ということで、いつもの嶺楽曲がどう絡み合ってくるのかな、と思っていたのですが、何の心配もなくいつものクオリティの嶺さん曲でした(*´∀`)

が、御自身の話によれば、LBXのために書き下ろした曲は実際150曲程あるそうです。
しかし今回のサントラに収録されたのはわずか25曲、約2割…(全31曲中/うち6曲はOPEDなど)
ということは、かなり厳選されたメンバーが収められているということで、結果いつも以上に勢いがあり攻めて来る1枚になっているのではないかと個人的には思います。

lbx1303_2.jpg

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溌溂としたファンファーレから始まる、『LBX』の名を冠した「1. Little Battler eXperience」は、わずか2分強の間にLBX劇伴のモチーフをギュッと詰め込んだストーリー性のある一曲。
からの、アニメ版OP「2. 1ドリーム」は、女性ヴォーカルロックバンド・リトルブルーボックスによるアップテンポで元気なオープニング曲。

色んな楽器が主題を繋ぎ脇を固め転調を繰り返す、オモチャ箱のような「4. ミソラ商店街」。地味に好きです。

バトル曲ながらも使用する楽器や妖しい展開で緊迫感を出しすぎない、技の光る「5. 接戦、乱戦」

かと思いきやいきなりのイケメン曲「6. イノベーターとの戦い」
(※今作における嶺式バトル曲を称賛を込めて『イケメン曲』と呼んでいます)
中盤の容赦ない5拍子、オケの中に割り込む荒ぶるエレキ、たまりません。

随所にテーマモチーフが散りばめられた「7. 形勢逆転」。勝ち鬨をあげているかのような勇ましい正統派オケ曲です。

中盤の穏やかなトランペットソロ~掛け合いが美しい「8. 父が託した想い」は、優しい一曲。

冒頭のグラビガ的な機械音が怖い「9. 脅威への勇み」。嶺曲のこの、オケ部分とシンセ部分のバランスがまた絶妙です。そして変拍子。

嶺曲と言えば5拍子のバトル曲、「10. 秒殺の皇帝」。これもシンセとの掛け合いが絶妙です(って、殆どシンセ音源だとは思うんですがそれにしても)。
「秒殺」というと一見スマートな感じもしますが、スピード感はそのままに重厚さのあるイケメン曲です。

メインテーマを「オイラのテーマ@大神」的にアレンジした「13. 悪ふざけ」。ちょっと違うかな?(ノ´∀`*)

前曲のおとぼけ感から一転。バン(主人公)達の旅立ちを促すように穏やかなピアノのイントロから始まり、爽やかに弦がメロディを紡いでいく「14. ダンボール戦機メインテーマ」。ここちょっと語るから長いよー!!ヾ(*´∀`*)ノ
意思を持った物語が幕を開けるように、序盤から豪華なフルオケでメインテーマを勇壮に奏でます。
ピアノやヴァイオリンの静かな中間部…そこから、どうして後半部に向かってあんな展開が出来るのかわからない!!(・∀・)
仲間集めの楽しい旅は終わり、戦いに向かって馬が駆けるように整然とリズムが刻まれる弦の中、テーマモチーフを合唱が、金管が、木管が、チェロが繋ぎ、その天空をピアノが舞い、いつの間にか全ての弦や合唱が一つになったその勢いは、仲間達が真の目的へ立ち向かう決意が強く表現されたかのよう。
そして終盤は一気に攻め立てるような曲調に変わり最終局面へ。「vsラスボス、どうなる!?」的な部分で曲は終わりです。
しかし4分半の時間で、目まぐるしく変わる展開、嶺曲の特徴が全て詰め込まれた髄のような一曲です。これ聴くだけでも、嶺さんファンはサントラ買う意味あると思う!(`・ω・´)

「2. 1ドリーム」同様、リトルブルーボックスによる、ポップでエネルギッシュなアニメ版OP「15. 以心伝心」
端正且つ力強い「16. 憧れの舞台 アルテミス!」を挟んで、再びのイケメン曲「17. バトル、やろうぜ!」。これはゲーム曲なんだよね?(・ω・)
タイトルの「バトル、やろうぜ!」とは全く違った印象で、疾走感ありつつ凛然として、高貴な匂いを醸し出すバトル曲です。

「14. ダンボール戦機メインテーマ」の後半ver.違い、こちらはより重厚に、格調高い編曲の「18. 激突!」

疑惑系「20. 奇妙な声色」、何故か尺八から始まるミドルテンポな閑話休題曲「21. もえーーー! !」。音源によって雰囲気がガラッと変わるのもこのサントラならではです。

ギターイントロから始まる「22. Transmission」。早いドラムにストリングス、横笛がメロディを奏でたり、鉦っぽい音がアクセントになっていたりと、どことなくBASARAっぽい曲です。

タイトル通り勝ち戦を予感させる「23. 勝利の律動」。優勢なバトルをイメージさせる、スピード感と悠然さを両立させた構成と、終盤の希望溢れるメジャーコードへの広がりは見事。

イントロからストリングス+コーラスの嶺式奥義を繰り出す「25. 崩壊の足音」はラスボス直前曲。宗教曲のように厳かでありながら危うさも感じるのがカッコイイ。

そしてラスボス曲「26. 希望と絶望の狭間で」。メインテーマのモチーフを多用しながらも、しっかりラスボス曲に料理し直してくるところがイケメン過ぎる。
そこに、天翔けるピアノ、何度も畳み掛けるような印象的なメロディと、ここぞとばかりに嶺曲のスパイスを振りかけてくるのが言葉にならない一曲です。

ただただ優しく温かな「27. 友情」。ちょっぴり切なさも感じるのが、この後の「28. ヒミツキチ」に繋がるところもあってちょっとおセンチ。

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とまぁ、一気に紹介しましたが、本当にBGMのサントラとしては文句ナシなんです!(*`・ω・´)
では何がマイナス要因になったかと言うと、一つは『構成』でした。しかも「14. ダンボール戦機メインテーマ」「15. 以心伝心」、この一箇所のみ。
(実際「11. Victory~勝利をこの手に~」「12. 僕の貯金箱」も気にならないと言ったら嘘だけど、ここの比じゃない)

他の方のレビューを拝見すると、「物語を追ったいい構成でした」と仰る方もいました。
制作側でどのように練られた構成なのかを読み取れないのは、私がLBXを毎週きちんと見ていないのもあると思います。
しかしこの25曲のうち、おそらく一番ストーリー性があって編曲も練られているであろう「14. ダンボール戦機メインテーマ」の後にすぐ、元気なアップテンポの「15. 以心伝心」を聴かせるというのは正直センスを疑うレベルです。

交響曲を演奏し終えた後の風格あるフルオーケストラのステージ、観客に余韻を感じさせる暇も与えず、そのまま舞台にガールズバンドが乱入してきたような気分でした。


改めて、今回全31曲中/うち6曲がOPEDテーマなどのお歌ですが、全てTV(ショート)サイズなんですよね。
で、『ダンボール戦機コンプリートソングブック』が発売されるというのも個人的にはグギギな部分…(`皿´#)ノ
そちらでまた「バトルサントラにはショートサイズでしか収録がありませんでしたが~」なんてレビューを書かれると、「こっちだってその6曲分BGMで良かったわーー!!そんなん言われるなら歌入れてもらわんで良かったわーーー!!」って荒みます。すみません、僻みです。

もう一つマイナス要因なのは、発売が遅かったこと、このようにして約150曲のLBX楽曲が小出しにされていることですかね…(・∀・)
来週『ダンボール戦機W LBXバトルサントラ』が発売されますが、そちらでも同様にOPEDがショートサイズでもりもり入っているという…(しかも今度は全28曲中/8曲が歌っていう/つまり約150曲中45曲しかCD化されないっていう/3割だけ…!?(;・∀・))
嶺さんの曲が拝めるだけで有難いので余計なことは言いませんが、きっとレビューする時には余計なことを言うのでしょう私は…_(:3 」∠)_


念のため誤解のないように言っておきますが、お歌がNGなのではありません。
歌自体はどれもダンボール戦機の世界観や視聴者層に合っていて、LBXやLBXを通じて出会った仲間やライバル達との友情や信頼が、元気いっぱい、時には優しくも切なくバラードで歌われていてすごく好感が持てます。
でも、キャッチーなOPEDテーマと、騎士感溢れる勇壮なフルオケBGMを並べて相性が良いかどうかっていうとまた別の話で、その二つの架け橋をしているのが他でもないLBXで、両方同時に楽しめるからこそLBXの世界だというのは分かっているのだけど、う~ん、それでもあの一部分だけは嶺信者として納得いきませんでした。

というワケで、発売時期と収録順で-1の★4です。

しかし、ショートサイズですがOPEDテーマは全て網羅していることと、BGMも馴染みのあるものが選曲されていることを考えると、私のように曲順がどうのって言わない方には★5でとってもオススメできるサントラだと思います。特に熱心にLBXをご覧になっている方には是非に!(*´∀`)

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lbx1303_1.jpg
ライナーノーツにはLBXの名シーンがぎっしりです。


以前も書きましたが、今日日ゲームが出たら大体同時期にサウンドトラックが発売されますし、アニメもサントラのみならずキャラソンだの何だの発売されることが当たり前になってきている世の中です。

ですが、この『ダンボール戦機』のサントラは、アニメLBXが放送開始になってから1年半経ってやっとのサントラ発売でした。
「出るのが当たり前」って思っちゃいけないんだな~と改めて痛感し感謝したものです…(*´ω`*)

アニメが2011年3月開始・ゲームが6月発売なので、嶺さんの作品としては『ベヨネッタ』より後、『大神伝』や『戦国BASARA3』と同時期、『FE覚醒』の前あたりですね。
ベヨほど重過ぎず、FE覚醒ほど戦戦してない。そんな印象です。
LBXという騎士型ロボットによるバトル曲だから勇敢で高貴だけど、ホビー用小型ロボットだから悲壮過ぎるところはない。
且つ、それを操り仲間と共に闘う少年達の瑞々しさや絆が爽やかに彩っているところも、今までの嶺さん曲とはちょっと違って楽しめるポイントではないかな~と思います(*´∇`*)

ともあれ!13日に発売される「ダンボール戦機W LBXバトルサントラ」!楽しみにしてます!!ヽ(○´w`○)ノ





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